第22話

「ねぇ……ゆう……」



「パァパーーー!!」




あたしが何か言おうとしたその時、聞き覚えのある声があたしの声に重なった。




悠哉さんがその声に振り向き、それ迄に今迄で一番優しさに満ちた笑顔になった。



「悠真」




遠くから、走って来たのは……あの日の天使……



……嘘、でしょ……?

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