第19話 空港にお見送りに行きたい!

 直美さんはまだハァハァ言よる。その横で、明彦も寝転がって、息を喘がせよる。私はっちゅうと余裕やけどね。サブで参加しただけやもん。でも、セミダブルに三人って狭かね。


 私はベッドの逆側に回って、明彦のをイタズラしてやった。おおお!直美さんのと彼のがベットリ付いとる。ベットベトやね。キレイにしてあげようか、ってお口に含む。直美さんのと彼の体液の味がする。彼のはフェリーの中で味わったけど、直美さんのはお初や。私ったら、大胆やね。ま、AVビデオとか小説で学んだ知識やけど、実際、やっちゃうなんて、私ってはしたなか。


 しばらく、舐めたりこすったりさすったりしよったら、お!ムクムクしだした。フェリーの中であれだけやって、直美さんにもあんなにしたのに、オジサン、強いやん!彼、唸っとるね?可愛か子がお口でキレイキレイにしてやってるっちゃよ。お~、固くなった。ほんなら、挿れてみようか。


 私は「明彦、今度は私やよ」と彼にまたがった。フェリーで経験済みやけど、これはこれでええね。腰を落としていった。ズブズブ入るやん?根本まで入った。口から飛び出しそうや。


 明彦が私の胸をサワサワする。「明彦、ちょっと乱暴にしてもええよ」と言ったら、乳首を捻られた。う~、体の芯までゾクゾクする。直美さんも回復したみたい。私にキスしてきて、私と彼の接合部を触る。クリを擦られる。攻守交代?さっきと逆やね。


 直美さんが立ち上がって、彼の頭に腰を落とした。お姉さま、大胆になっちゃって。彼にあそこを舐めさせるん?彼にチュウチュウ吸われてうっとりしよる。また、私にキスしてくる。


 三人っちゅうの、癖になりそうやね。


 フェリーの中と同じになった。セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、何か食べる、 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む・・・何度したっちゃろ?


 寝たのは、午前1時頃やった。三人とも、これ以上やったら死んでしまうと思った。特に、明彦はさすがにタフやけど、溜まっとる35才と23才と相手にこれだけやったら、彼、死ぬね?


 私もアソコがヒリヒリしよる。もちろん、明彦と直美さんの回数のほうが多かった。だってさ、フェリーの中であれだけやったっちゃけん、私のアソコは腫れ上がっとるよ。たぶん、1週間はガニ股やね。


 私と直美さんが同じベッド。明彦は別のベッドで横になった。


 明彦に「フェリーで『明日、空港にお見送りに行きたい!』って言ったやん?今日になったけど。関空やろ?お見送りに行ってもええ?」と聞いた。

「ああ、一緒に行こう」

「直美さんは?」

「私も行きたい」

「ほんなら、三人で空港に行こうね」


「なんか、帰り辛いなあ・・・」

「おおお!それ、それ!ええね!後ろ髪、バンバン引かれるやろ?なにせ、35才の美女と23才の可愛か子ちゃんとのお別れやけんね」

「ミキちゃんは、大学時代の専攻はなんだったの?」

「え?唐突に何?あのね、経済学部でマーケティングを専攻しよったよ。DV野郎の同棲相手がおったけん、就職せんかったけどね。意外と成績、よかったっちゃよ」


「う~ん、そうか。今、香港とかシンガポールは、中国系の金余りで、現代美術への投資が盛んなんだ。画廊とか、いっぱいあって、オークション、ネット販売が盛り上がっている。市場は急成長している。日本人の新進気鋭の画家とか彫刻家の作品も飛ぶように売れている。直美が美術鑑定が本来の専門だったら、どうかなあ、日本なんかで買い付けて、香港、シンガポールに出品して、オークション、ネット販売をするというビジネスは?ミキちゃんも、直美に習って、美術品の目利きを学んで、マーケッティングを担当する、という商売は?」


 直美さんが起き上がった。「明彦、それ、冗談?」と聞く。彼女、真顔や。


「いや、私もその方面にはコネが多少あるから、どうビジネスを立ち上げるかはわかるし、助けてくれる香港、シンガの知り合いもいる。最初期は、私が資本を出して、立ち上げてもいい」

「明彦、私も多少の貯金は持っとります」と直美さん。

「なるほど。小倉でもどこでもいいが、女性の起業は政府の補助金も付くから、まず会社登録をして、ミキちゃんを雇って、オフィスを借りる。それで、日本のまだ有名じゃない美術家を発掘していって、海外で売るというのはどうだろう?日本の画廊もまわってね。買付をしていく」

「明彦、私、やりたい」

「ミキちゃんは?」

「プーしててもしょうがなかし、ママがバーを辞めちゃうんなら、私もママについていく」

「トライしてみるか?」

「ハイ」「うん」と直美さんと二人で頷いた。


 え~、なんか、運命の神様の前髪を掴んだん?私たち?「運命の神様が通り過ぎたのを前髪を掴んで引き止めたん?私たち?」


「まだ、わからないけどね。やる気があるなら、可能だと思うよ」

「やります!」と直美さん。

「あの、明彦、それって、これからも両手に花をしたいんやね?直美さんと結婚するん?」


「おいおい、一昨日会ったばかりで、お互い、まだ何も知らないじゃないか?でもね、ミキちゃんの言うように、『俺の女』とか『私の男』という所有物、被所有物関係は、私もイヤだ。でも、経済的な頼る、頼られるという関係では、意識としてそういうのが生まれるだろう?だから、直美も美雪も経済的な自立をして、それから、考えようじゃないか?もちろん、第一夫人、第二夫人でも私は一向にかまわないが、寿命が短くなりそうだ」


「やった!その考え、好き!ほんならね、直美さんと違って、提供する知識があるわけやないけん、私は、このピチピチの体でご奉仕いたします、旦那様」

「・・・それ、ご奉仕を明彦にさせる、っちゅうことやないと?」と直美さん。

「そうとも、言えるかな?」

「とにかく、一旦戻って、準備しよう。メールなんかで、ビジネスプランをやりとりすれば、結構早く立ち上げられるかもしれない。進んだら、また小倉に行くよ」

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