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少しずつ場が収まり宰相以外も疑問や質問が出て来る。

その口火を外務大臣が切った。

「それでは他の能力値はどうだったのですか?体力、魔力共に元首様や公妃様より上で他の能力値が平均値ではバランスが悪いのでは?」

「他の能力値は全て3万だ。平均値処の話じゃ無いぞ、全盛期の元勇者ダンの数値の3倍強だ。10歳でまだ職業も授かって無い状態でこれだぞ?15歳で職を授かってレベルを上げ更に能力値が上がっていけば世界最強処の話じゃ無い、職が【勇者】じゃ無くても魔王ですらワンパンじゃ無いか?」

「げ、現時点で元【剣王】の私や元首様ですらワンパンでしょうね・・・」


外務大臣が脂汗を出しながら下を向いてブツブツ言い出した横で不思議そうな顔で兄のシンヤが父に問いかけた。

「能力が高いのは良い事じゃ無いんですか?リョウが現役の間はクオン王国、日の本連邦は安泰じゃ無いですか!」

その言葉に乗っかる様に姉のサクラも興奮気味に発言した。


「そうですよ、もしリョウが元首にならなくてもクオン王国を支えてくれるだろうし日の本連邦が外敵に狙われても連邦の一員として活躍してくれるでしょ?良い事ずくめじゃ無い?」


「それがそうでも無いのだ。ここまで飛び抜けた才能は恐らく、この世界の歴史上初めてだろう。日の本連邦内ならともかくリョウの存在が諸外国にバレれば各国のモンスター被害など、最悪は世界中の魔王発生時の討伐隊への参加要請が来る可能性が有る。」


外務大臣が大きく頷き問題点を指摘する。

「人類の脅威は魔王発生だけでは有りません。ダンジョンブレイクや魔族等の独裁国家

の侵略戦争、駆り出される可能性はごまんとあります。そう言った事象の応援要請から如何にリョウ様を守るかを今から考えておかなければなりません。」

「少なくとも職業を授けられる5年後までにはあらゆる事を想定して作戦を練らねばなるまい。外務大臣として日の本連邦内の他国だけでは無く、諸外国特に同盟国には特に注意が必要だ、その為に今回の話し合いに其方を呼んだのだ、心して取り組んでくれ。」

「はい、身命を賭して当たらせて頂きます。早速省内の幹部を招集し事に当たろうと思いますので私はこの辺で暇を頂いても?」

「いや、問題はそれだけでは無いのだ全てが終わるまで残ってくれ。」


そろそろ大丈夫かと思って、守護獣を影から出し心の安寧を保とうと一心不乱に白虎をモフモフしながら無関係を装おうとしているリョウに呆れながら父ハヤテハヤテはリョウに問いかけた。


「それに、守護獣2体でも聞いた事ないのに、どっちも神獣だよな?と言うか今まで何処にいた?主人なら守護獣のステータス見れるよな!?キッチリ報告しろ!!!」

(うわぁ激おこぷんぷん丸だよパパん。素になっちゃてるし。誤魔化しは通用し無いだろうしちゃんと報告しよう)


「はい、どちらも神獣ですが幼体みたいで、能力値が空欄のままです。(ユニークスキルだけは表示されてるけどさっき隠蔽したから黙っておこう)虎が白虎、蛇みたいに見えるのが青龍です。」


「頭痛を通り越して、脳が溶けそうだ。祝福の儀を前に城でお前が最上位種だろうって話していたのは覚えてるな?」


「?そうですね、身体的特徴や成長具合で予想してたんじゃ無いんですか?」

「ああ、お前が神龍族だったご先祖様の幼少期と同じ様な特徴を持って居たのともう一つ言っていなかった理由がある。それは自国、連邦内を含めるが、現存する魔王種が活性化を見せ始めたその年の祝福の儀で統治者一族に最上位種が現れるからだ。」

(マジか〜、って魔王発生とか聞いて無いけど!?)


「連邦各国で、お前だけが対象者では無いのだが一番可能性が高かったのがリョウだ。そしてキタン公国、大雪山で大熊の魔王種タタラが活性化の兆しを見せている。」


「それでは僕の職業は【勇者】確定ですか?

魔王討伐に行けと?」


「それがそうでも無い、現時点では兆候と言うだけで活性化している訳では無いし魔王化も確認されてい無い。お前は12歳の学園入学まで今まで通りの生活で構わん、だが適正魔法が多過ぎるから新たに家庭教師を増やすから覚悟しておけ!」


(結局そこに行き着くのね・・・)


絶望に打ちひしがれながら話し合いは終わるのであった。



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ブクマ3件ありがとうございます。PVもそれなりに増えて来てやる気も出ます。が良かったら一つでも良いので⭐︎が欲しいです!継続してブクマもよろしくお願いします。




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