様々な断片を繋ぎ合わせよう

 ここから先は化学変化のように話が進んでいきます。先ほど用意した「中心となる筋書き」と「たくさん解釈したワード」をいろいろ組み合わせていきます。


 例えば「ダンス」を中心に選んで青春モノをやろうとしようと思います。そうすると「ダンスで天下無双する」という目標や「天下無双」というダンスグループ名、「布団」を使うので合宿中の出来事や部員同士の家に泊まりに行った話かもしれません。またはさっきの例で出したように怪我をして入院した部員がいて困った、という話になるかもしれません。


 同じく「天下無双」を中心に選んだとき、麻雀の話であればダンス教室で講師をしながら麻雀に打ち込んでいる、徹マンをしているのを布団で表現するなどいろいろ考えられますね。


 こうして「話の筋」に「要素」が結びつくことでお話が出来ます。あとは書くだけです。頑張りましょう。


 筆者の場合特に意識はしていませんが、短編を書く際は三幕構成(はじめ・なか・おわり)を意識します。特に短編の場合は「おわり」が大事なので何はなくても「おわり」だけは考えておいたほうがいいと思います。


 落語の場合、やはり大事なのはサゲです。即興で話を作る場合、一番考えなければならないのは「どう終わるか」なのです。始めるのは始めようとすれば始められるのですが、終わりは始めに合わせないといけないのでなかなか難しいのですね。


 ちなみに、これはテクニックなのですが短編の場合かっこいいところで話をブツっと切るのもちょっと映えるのでおすすめです。例えばダンス青春モノだったら全国大会のステージにみんなで立ったよ、というところで終わると「夢の舞台に立った」ところで終わるのでその後の結果とかどうでもいいというメッセージになります。


 そういうわけで敢えて「告白した相手から返信が来た(内容は書かない)」というところで終わってみたり「雨宿りに入った店で話をして、外を見たら虹が出ていた(帰宅したということは書かない)」みたいな感じでおしゃれに終わってみたりと結末というか「サゲ」にインパクトが出るといい感じになるんじゃないかと思っています。


 これで大体のことは書けたと思います。あとはまとめに入りましょう。

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