新人賞を狙うためのチェックリスト

NG項目

NG項目

新人賞に応募する作品で、やってはいけないことがいくつかある。

あくまで代表的な例だが、以下が新人賞ではNGの題材だ。

未成年者飲酒、喫煙、不良行為

リストラ

離婚、不倫、DV

いじめ

セクハラ、パワハラ

引きこもり、オタク、フリーター、無職

メンヘラ、うつ病、自殺未遂、自傷行為

ホス狂、水商売、風俗、アダルトビデオ、売春、強姦、性犯罪

同性愛（BLものの新人賞の場合は可）、性同一性障害

カルト宗教

芸能界

介護

新型コロナウイルス

上記はアマチュア作家が安易に手を出してしまいやすい題材だが、書きやすいがゆえにほかの応募者と被りやすい。

加えて、上記はテレビ番組やネット記事、ドラマやアニメや漫画などでも使われやすい題材でもあるため、よほど新しい切り口でない限り、革新性を発揮するのは不可能だ。

アマチュア作家は手を出さないほうがいい。

事実は小説よりも奇なり、だが現実と同じには書かない

もう一歩踏み込んだNG項目がある。

それは「現実で起こったことをそのまま小説に書く」ことだ。

事実は小説よりも奇なりというように、人間の空想よりも現実世界で起こることのほうがよっぽどおもしろいものである。それは、日々小説を書くアマチュア作家なら、心底感じていることだろう。

しかし現実で起こったことをそのまま小説に書いてはならない。現実では、往々にして信じられないほど間抜けなことが起こるからだ。

政治批判をしたいわけではないが、トップに立つ人間が大きな判断ミスをすることも、現実として起こりうる。人間だから、ときに初歩的な失敗をすることもあるが、それをそのまま小説に書いてはいけない。かえってリアリティーがなくなる。フィクションの登場人物は、明確な理由もなしにミスをしてはいけない。この人物は間抜けだと読者が感じた瞬間、読者の興はそがれるのだ。

だから現実に即しすぎないよう、充分注意する必要がある。

参考資料

https://koubo.jp/article/12226

https://koubo.jp/article/12297

https://koubo.jp/article/12256

https://koubo.jp/article/9216

https://koubo.jp/article/12286