第5話
その日から先輩は私が星羅を待っていると声を掛けてくれるようになった。
「あっ!おはよー」
「また坂本待ってるのか本当仲良いよな〜」
「何食べてるの?あっ!それ新作のピッキーじゃん!1つ頂戴」
何気無い先輩との会話が楽しくなっていた
そしてある日「そう言えばさ〜オレ大事なこと君に聞いてないんだよな…」
えっ?大事なこと……な、なんだろう…
自分の心臓がドキドキ脈打ちながら息がうまくできない…
「オレ君の名前知らないよね?」
へっ?名前……
そう言えば私も先輩のこと先輩としか知らないや……
よく会話が続いていたな〜笑笑
そう思ったら可笑しくなり思わず笑ってしまった
「ふはははははははは
確かにそうですね!じゃあ変な感じですけど私は虎谷美海1年生です!幼なじみの坂本星羅といつも一緒に帰ってるのでここで星羅の部活が終わるのを待ってるんですちなみに部活は美術部所属です!」
そして先輩も
「オレは甲本海人2年!陸上部!そしてこの桃山森学園陸上部の彗星のエースとは何を隠そうオレの事だよ!!笑笑」
「フフフ彗星のエースですか…初めて聞きましたそんな異名の持ち主なんですね〜羨ましい笑笑」
「そーかなオレからしたら美術部ってだけですごいけどなオレは絶対に無理だな…
だって絵心無さ過ぎて先生にまでもぅ少しましなものを書いてくれって頼まれたぐらいだからな…」
えっ?それってなかなかですよ…笑笑笑
先輩と私が笑っていると星羅がこっちに走ってきて
「美海〜あと10分程度で部活終わるからもぅ少し待っててね〜」
「了解〜頑張って〜」
といつもみたいに星羅に答えると星羅はなにかに気づいたかのように先輩の方へ行き
「甲本先輩、どこ行ってたんですか!コーチがずっと探してましたよ!そろそろ行かないとまた爆発しますよ」
「マジか…やっべぇー笑笑
じゃあね虎谷さん」
「はいっ!先輩も頑張って下さい!」
そう言って私は先輩を見送った
すると星羅がニヤニヤした顔をして
「終わったら帰り道事情聴取するからね〜逃げるなよ〜♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪」
と楽しそう顔をして部活に戻って行った
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