第46話

「すごおおおおおおおおい」


遊園地に着くなり私たちはいろいろなアトラクションを回った


「私あのゴーストプラネット好きかも!」


「え?莉奈さん・・・あれまた乗るの?」


「ん?星は嫌?」


「別に嫌とかじゃなくて・・・・・・んんんん」


「意外と小心者だね」


「うっせぇ、俺は小心者じゃなくて音がでかいのが苦手なんだよ」


「じゃあ、ミラーガーデンは?」


「あっ!確かにそこはまだだったな!先にそっちに行くか!」


「うん!」


私は星の手を握り歩きだした


今日は、飾らなくていい、未来の私を演じなくてもいい、

そんな解放感からか私は星との時間を目一杯楽しんだ


そして、最後に観覧車に乗ることにした。


「私憧れだったんだ、デートの最後に観覧車に乗るのが。星のおかげで夢かなっちゃった!」


「そっか・・・それはよかったな」


「ね、星今日一緒に過ごせて本当に楽しかったよ」


「俺も・・・最初からずっと・・・莉奈・・もし元の世界に戻ったら何がしたい?」


そう言った星の声はどこか寂しそうに聞こえた

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