✨オスカー英雄譚✨
✨オスカー✨
✨余輩の冒険✨
やあ諸君!待たせたね!!
余輩の名はオスカー。このガーデンを照らす光であり、この世で最も美しいドールさ。
余輩を求める皆の声に応え、颯爽と見参したというわけさ!はっはっはっは!!
まぁ実際にいつから居たのかと言われればハッキリとは答えられないのだが。それもまたミステリアスで良いだろう…謎に包まれた余輩…ふっふっふ。
自室だと教えられた部屋で余輩はひと休みし、ついでに室内を彩る……ためには少々材料が足りないね!カーテンに敷物、あぁ何かしらの置物もあった方が良いだろうか?近いうちにどこかで見繕わなければ。
なんて過ごしているうちに、余輩は気付いてしまった。なんと!もう外が暗いではないか!!こうしてはいられない。余輩の美しさを保つため、今日は眠りにつこう。
おやすみ世界!!!!
「おはよう世界!!!清々しい朝だねぇ!」
目覚める瞬間だって余輩は美しい!布団から起きた余輩は窓を開き、日を浴びる。ん〜なんとも心地よい。
さて、これから余輩はルナガーデンの生徒として、ドール生を謳歌するわけだ。となればまずすることは……
「まずは、皆へ余輩の素晴らしい姿を見せに行かなければ!!」
皆が余輩のことを待っている!!
部屋を出た余輩は軽快な足取りでダイニングへ!閉ざされた扉も余輩の美しさに恐れ戦き自ら観音開きといったところ。さあ一体全体どんな者が余輩を迎えてくれるのか!さあ!
__おっと、今は誰も居ないようだ。それとも隠れているのかな?皆恥ずかしがり屋なようだねぇ…仕方ない。隠れていても認識できるように、余輩の透き通る声で語り掛けようじゃないか。
「ここがダイニング。ふ〜む……どれ何があるのかな?」
多少の生活感があるとはいえ、ここは全く未知の空間!そんな場所で探索を始める余輩の姿はさぞ勇敢なことだろう……
「ふーむふむ。これは……絵画か?なるほどよくできている」
まず目に付いたのは、コルクボードに飾られている、様々なドールの姿が描かれた実に精密な絵画だ。映写画、とも言うのだったかね?ふむ、これで余輩の姿を映し出せば、それはそれは素晴らしい芸術作品が生まれるのだろう…そしてこの映写画達を眺める余輩もまた、絵になっている。
「おや!!あちらにも大きな絵画があるじゃあないか!」
映写画を見る余輩も良いが、他のものも見てみたい。少し見渡すと、なんと更に大きな、しかも今度は本物の絵画があるときた!となれば鑑賞せねばなるまい。ふ〜〜〜〜〜むなるほど綺麗だ。この絵画を描いた者には余輩の肖像画を作る権利を差し上げよう。
「さて次は……おっと、これはノートか!」
他には何がと見れば、机の上に1冊のノートが置いてあった。まさか、この中にはこのガーデンの秘密に迫る重大な何かが……!!
「……いやしかし。誰かの持ち物だと良くない。ここは1度やめておこう」
ノートへ手を伸ばした余輩は思い直し、机から離れる。気遣いもできる余輩…なんと素晴らしいことか…
さて、ここはこのくらいか。皆は隠れたままのようだし、次にすることは……
「よし!冒険だ!!」
ガーデンとやら以外の場所も気になる!寮の外へ出た余輩は風のように走り出した!!この姿を見たものは余輩の凛々しさに釘付けになり、後世まで語り継ぐのだろう……はっはっはっは!!
諸君、今日はここまでだ。また会おう!
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