「この世界をぶっ壊したいと思った青年」

僕は、高校生である。あまり、頭の良くない高校に通っていて退屈した毎日を送っている。これでも、小学校の時にはいじめられていて人と話すのが苦手になった。そして、今現在。お先真っ暗である。なぜなら、うちの親は2人とも働いていてうちにはあまりお金がない。僕は高校を卒業したら働かないといけない。たぶん、僕は人とうまくやっていけないだろうと思っている。そして僕は社会の底辺となっていくのだ。そんな未来は嫌だと僕は革命を起こすことにした。ツブヤイターというアプリで今の社会に不満を持っている人を集めて結束を強めていく。ツブヤイターでつぶやいているうちにフォロワーが増えてきて僕はこの社会を本当に変えれるのではないかと実感した。そして、革命を起こすために計画を立てた。


まずは、首都東京で1番高いビルを爆破させて混乱を起こす。その後、1時間後に大阪で爆破テロを起こす。そうすれば、世界は混乱に襲われて僕のいうことを聞いてくれるのではないかと思った。


そして、決行の日がやってきた。僕はグループのラインに、決行の合図を出して爆破を起こした後、犯行声明を出す。そして、僕の主張が世間に知られて日本は変わるだろうと思った。


僕はグループラインで合図を出す。仲間達が了解という文字を送ってきた。


そして、合図を出してから30分後テレビの中継が行われた。東京で1番大きなビルで爆破があったという報道であった。僕は計画通りに物事が進んでいるなと思った。


テレビでは負傷者の映像が流れている。血を流している怪我人を見て僕は、胸が苦しくなったが僕のこれからの人生を変えるためにはやむおえないと割り切った。


そして、東京で爆破テロをした。1時間後今度は大阪の駅を爆破した。


これも、テレビの中継で流れていて、人々が混乱している様子をテレビ越しで見ていてこれで僕の目的は達成できるだろうと思った。


犯行声明をテレビ局全社に僕たちの社会的に不公平なことやこの社会がおかしいという主張を送った。


そして、3時間後その犯行声明がテレビのアナウンサーによって読まれた。これで僕たちの主張が伝わって日本は変わるんだと僕は思った。


しかし、僕が予想していた状況と反して、スタジオにいる人たちは怒っていた。特に、賢そうな学者の人が怒っていた。「こういう犯行動機っていうのはね。実に幼稚ですよ。自分の主張を通すために爆破テロを起こす。自分がどれだけ不幸になってきたかというのを犯行声明に書いて、社会の革命を起こした気になっている。本当に早く捕まってほしいですね。」賢そうな学者が言った。


僕はそれを見て怒った。なんで、僕たちの主張がわからないんだ。俺たちは不公平な社会を変えようとしてテレビでみんなに伝えるためには、爆破テロしかないと思い。俺たちの主張を日本のみんなに届けて社会を改革できるためにやったのにこのスタジオの怒った厳しい表情はなんだと思った。まあいい、今に見てろ、共感した人間がたくさんでてきて、ネットで声をあげるだろう。そして、その声が大きくなり内部から社会は改革されるだろうとそう意気込んで今日は寝た。


次の日、ネットの記事だったり、動画を見ると僕たちの犯行に批判的なコメントが書かれていた。自分が不幸だからって他人に迷惑をかけるなだったり、こんな自己中心的な人間が1番怖いんだだったり、僕たちが気づつくようなコメントが書かれていて動画では、こんなことをするやつは、大抵頭が悪いやつなんだとバカにされた。


なんで、こんなにみんなは社会に不満を持っていないんだろうと僕は思った。僕は今、楽しくなくて未来は、真っ暗なのになんで、社会に不満を持たず平然と僕たちの行いを批判しているのだろう。みんな不満はどこに溜め込んでいるのだろう。僕はそれを実行しただけだ。日本は、年間自殺者が多い不満を溜め込む意味ってあるのだろうか。僕みたいなやつは、排除されるのだろうか。不満を溜め込んでいるのに実行できないのはぼくは、この国のせいだと思う。


そして、僕は警察に捕まり裁判で死刑が言い渡された。


僕は思った。果たして僕がしたことは、間違っているのだろうか。僕の恨みや不満を晴らすことは間違っていたのだろうかと

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おわり


ここまで、小説を読んでくれてありがとうございます。ストレス発散に小説を書きました。たぶん、この小説は僕の中に、そういう考えがあるんだと思います。社会に不満をぶつけることは決して悪いことではないとこの話は、少し過激でしたけど、また次回も短編小説書くかもしれないです。

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