15話 お願いだ、毎日喧嘩とかやめてくれ……
俺の名は海凪!
現在、トテラの服を洗っている!
なぜかって?
それは30分ぐらい前のことだ……。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ただいま戻ったぞ」
「ボス!」 「おかえりなさいませ!」
「UUgoUgoUgo(おかえりなさいませボス)」
「ちゅう!」
「フワリエル!」
「ちゅ!」
「なにいってるか分かんないけど、ただいま~」
「もふもふ~」「癒される~」
「あ!」 「フワリエル!」 「それは私のマスターなの!」 「あんたのものじゃないんだよぉ!」
「ちゅ!」 「ちゅうちゅ!」
「うるさいな!」 「そんなやつはこうしてやる!」
「喧嘩はよくない」「俺みたいにおしとやかになろう」
「ゔ~」
「水を持つな!」 「どうするんだ!」
「こうして……」 「うわぁ!」
「言わんこっちゃね~」
「濡れた……」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
というわけだ。
服はどうしたのかって?
ないんだよ。
現在、トテラはすっぽんぽんなのだ。
「はぁ」
「で」
「どうして、こんなことになったんだ」
「マスター、トテラちゃんの体気になるぅ?」
「どうしてもって言うなら見せてあげてもいいんだけどなぁ」
何をやってるんだこいつは……。
目のやり場に困るな。
「ダンジョンオープン」
ふく、服……。
これでいいや。
「さて、これをお前に着せて……」
「ふまッ!」
「できた!」
「よし、もう一回聞こう」
「どうしてこうなった?」
「……あいつが近くにいるのが気にくわなかっただけですぅ」
「つまり嫉妬ね……」
「わかってくれたの!」 「さっすがマスター!」
「はいはい」
「フワリエル、お前は常にトテラの上にいること分かったか?」
「きゅ……」
「そして、トテラ」「お前は常にフワリエルと行動する事」「いいか?」
「なんで!?」
「マスターの命令は?」
「絶対です……」
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