教導者の世界救済法 ~命かけてまで戦いたくないし?じゃあ誰かに押し付けるしかないよね~
海月くるいんちゅ
プロローグ
『おめでとう。厳正な審査の結果、君には世界救済の使命が課せられた。』
...は?
いったいなn──
『──私は暇じゃない。どういうことか情報は植え付けたから早く選んでくれ。』
俺はその瞬間、知った覚えのない情報を知り、理解した。本来ならば驚愕すべきことだが、不思議なことに冷静で、それよりも先の言葉に込められた神威とでも言うべき圧に行動を開始せざるを得なかった。
状況としては、とある中枢世界(上位世界と下位世界を繋ぐという役割を持つ世界群)の一つが滅びそうなのだが、神性存在は直接干渉が禁じられているため、適切な精神の知的生物を送り込むことにしたそうだ。そして、世界救済のために必要な能力を渡すから、選べってことだ。ちなみに世界救済には魔王討伐とその後の復興が必要で、その世界はよくあるファンタジー世界で魔法が発展している。
「世界救済のために必要な能力、ですね。」
『くどい。そういっているだろう。』
「であれば。まずは時間を操作することのできる能力とそれを十全に扱える程度の才能を。それからあらゆることに対してのそれなりの理解と、相手の才能や素質を知ることができる眼を。それと教えると言う行為に対する、許される限りの能力を。後は、肉体を最盛期にそしてその世界で違和感のない姿に変更、その世界で1ヶ月ほど生活できるくらいの金銭とネイティブレベルの言語能力を存在する全ての言語に対して、これらの能ry──あ、あとその世界の人間の一般的な服をお願いします。」
危ない。服を忘れるところだった。
『後半は当然として、ふむ、ちゃんと必要な能力だな。余計なものがあればまた審査からやり直しだった。いいだろう、君の望むようにしよう。』
つまり自分の欲のために選んでいたら終わりだったわけだな。よかった、あってて。俺はこれから世界救済に必要な人材を育てるつもりだ。え?自分でやんないのかって?復興が一人でできるわけないだろ。それに一人で解決できるようなら滅亡しねえんだわ。あと自分でやるのめんどくさい。
『基本はこちらから干渉はせん。向こうでの行動は基本好きにするがいい。何かあればこちらから接触する。それではいってこい。使命を忘れるなよ。』
そうして転移?が
<設定>
転生先の世界では、主に動物、ヒト族、魔物、魔獣、精霊が暮らしている。ヒト族には、主にヒューマン(普人族)、エルフ(森妖精族)、ドワーフ(鉱人族)の三大ヒト族と呼ばれる人口の最も多い3種族に、獣人族、魚人族、鳥人族、魔人族、巨人族、吸血鬼などがいる。魔物とは、魔力の淀みによって生まれた存在であり、生き物の姿をしているが生物ではない。意志も知性も存在せず、あらゆる生物に敵対的。一方魔獣とは、魔力をもったヒト族以外の生物であり、中には龍や妖狐などの知性のある存在も。ちなみに龍と竜は異なり、竜は魔物の一種。そのため龍に竜というと(現地の言葉では違う音)ブチギレる。精霊は、魔物が意志をもった存在。なぜか大抵の生物に友好的である。一説によると意志を持つことによって神の加護をうけるようになり、これまでなかったものを急に得たことで、他の種族よりも世界を守るという意識が異様に高くなるためではないか、と言われている。本文では説明しないので、悪しからず。精霊に関しては触れるかも。
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