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第1話

「レオちゃん早く!次はこれ!」



「お義母さんこっちも似合いそう!」



雪乃と雅の楽しそうな声が

響いていた。



『………………。』



レオは二人がもってくる

山のような服に

ひたすら袖を通していた。



「やっぱりレオちゃんは

赤が似合うわね!!」



「嫌!嫌!こっちの黒も

そそられますよ!!」



屋敷に

呉服屋とドレス専門の問屋を呼び寄せ


雪乃は着物を雅はドレスを

レオの披露目用に選んでいた。

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