3#皆が皆ライバル!!

 俺が今日も、あの長毛のメス猫の居る豪邸の窓の側に行くと、


 「みるくちゃーーん!!」


 へ?

 

 「みるくちゃん!!こっち向いてーー!!」


 えっ?えっ?


 「みるくちゃーん!!」


 「みるくちゃーーん!!」


 「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」「みるくちゃん!!」


 なんじゃこりゃーーーーー!!!!!


 『みるくちゃん』って、あの推し猫の名前?!


 つーか!!野良猫みーーーんな、あのみるくちゃんに遭いに?!


 ライバルだ!!みるくちゃん推しのライバルがこんなにも居る!!


 き、緊張感!!余りにものプレッシャー!!


 注意散漫なら、忽ちこの周囲のライバル達に呑まれて、俺以外の奴にみるくちゃんをとられる!!


 俺も叫ぶ。


 みるくちゃーーーーん!!


 

 「しゃーーーっ!!」「うるせぇ!!」


 

 ぼこすかぼこすかぼこすかぼこすかぼこすか!!



 なんだいなんだい!!皆して!!


 俺だってあの娘の推しなんだぞ!!何でフルボッコにするんだよ?!


 みるくちゃん推しの奴らって、こんなのばかりかよ!?


 勝てるのかよ!!この見渡す限りのライバルどもに?!


 「あれ?じろん。君も来てたんだ?」


 ん?後で誰かが・・・?


 あっ!!君は!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る