23人の命
「ご主人様」「あいつら誰?」
なんだあいつら。どっかの民族か? 関わるのはめんどくさそうだな、人間はオトモダチにできないみたいだし。
「関わらなくていいよ」
「そうなの?」
「うん」
「おやびん、あそこに人がいますぜ」
くそが。したっぱAに気づかれた。
「おう、高く売れそうだな」
うわー。嫌なやつー。
「ラニカ」「逃げるが勝ちだ」「行くぞ」
「こっちには銃あるよ?」
「あのな」「人の命を軽く見すぎだぞ」「動物たちもすぐ殺しにかかるやつはいないぞ」
「ここにいるよ」
自分の指を自分へさすな。
「こっちにはマウンテンバイクがあるから逃げれるよ」
「ベルはどうするの?」
『私!?』
「担げば問題無し!」
「逃げるぞー」
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追いかけてくんなよあいつら。というかなぜ、日本語?
今考えることじゃない。
「ラニカ!」「あいつらの横に威嚇として発砲しろ!」
「ラジャー!」
『ダンッ』
ラニカの身体能力やべー。マウンテンバイクに乗りながら片手で撃ったよ。
あれ? ここ下り坂になってる。
崖だ!
「ラニカ」「ストォォップ!!!!!
ああ、どうしようどうしよう。
なんかないか?
「ふう、はぁ」「やっと追い付いたぜぇ」
「覚悟しろよ!」
なんかないかなんかないかなんかないか。
そうだ、オトモダチ召喚だ!
「召喚!」「[トラ]!」
『GARURURU』
出た!
待て。トラが負けたらどうする。
ここはひっさつ!
「逃げる!」
ラニカを掴んで飛ぶ!
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「ごじゅじんざばぁぁぁ」「わたじのマウンデンバイグがぁぁぁ」
「大丈夫だいじょうぶ」「また作るから」「な!」
そろそろ降りてもいいだろう。
『スタッ』
「はやぐぅぅぅ」
「わかったわかった」「一回落ち着け」
「
「はいどうぞ!」
「ありがどうございばすぅぅぅ」
そんなにマウンテンバイクを待っていたいのか?
ま、いっか。
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