第3話 ヤフオクにはまっています。
(曲は近況ノートのリンクから聴いてください。こちら。
https://kakuyomu.jp/users/kyuno-kana/news/16818792436921372225 )
本日はお出かけしています。ロケ番組です。といっても、本編はできていますけれど。
お昼どきを過ぎたころ駅につきまして、小腹がすいたしなにか食べてからノンビリ電車に乗りましょう。
いつぞやの悪夢がよみがえります。でも大丈夫、駅そばの喜楽庵さん、字はわかりませんけれど、がはいっています。駅ナカに特化したお店ですから、お時間10分かかりますなんて、指名手配中の殺人犯に首を絞められていても言いません。
ご飯が食べたいわぁといって、カツ丼を発見。よっしゃ、カツ丼食ってやる。
てなわけで出てきたカツ丼ちゃん、思ったよりちゃんとしています。丼いっぱいに1枚のカツが、タマゴで閉じられて待っています。
衣にサクッと感が残っている。それでいて、閉じたタマゴは白身がシッカリ白くなって火が通っています。大将、やるな。
お肉は、厚いとまでは言いがたいけれど、シッカリお肉を噛んでいるって感じられて、結局、うまいカツ丼を食べられましたよ。
お腹がいっぱいになりました。丼って、丼メシだから、量が多いのですよね。わたくしの場合、お茶碗でちょうどいいから、カツ茶碗、いや、カツ椀を売ってもらいたく思います。
カツ椀が発売され知名度を得られるまで、わたくしは戦いつづけます!
まずはナイン・ウェイブズからだっ!
(1曲目)
オープニングの流れからいくと一寸法師のテーマ曲とかあったら選曲したいところですけれど、一寸くんには曲がありませんよね。あった? あった! あるんだぁー。池田みゆきの歌で「一寸法師」。
(ここで曲を聴いてください♪)
一寸法師はお椀の船に乗って京に上るのでしたかね、行先はあやふやですけれど、とにかくお椀に乗るのです。それでカツ椀から一寸法師に行ったわけですな。
歌っている池田みゆきと配信元のゆめあるチャンネルの関係はわかりませんけれど、ゆめあるチャンネルの運営会社はライセンスで商売しているみたいだから、権利関係はキチンとしているのでしょうね。
(ヤフオクにはまっています。)
あなたのマイブームはなあに? わたしはねえ、ヤフオク💛
わたくしがレコードを集めているのは公然の秘密となっていますな。バレちゃった。普通にラジオ風エッセイでしゃべっていますけれど。
今どき、どうやってレコードを購入しているのか。秘密をお教えしようというのが、今週のメイン・テーマだ! なんてお得な情報なのでしょう。誰も興味ないか。
まず、地方にお住まい(都会暮らしを装っております)の方に重要な情報源は、「レコード・マップ」という本である。レコードだけにアナログ、紙の本です。今は「レコード+CDマップ」として売られているみたい。たぶん毎年出ています。
CDももはやレコード並みの扱いで、CDショップを探すのもひと苦労の時代に突入したのですな。ゆく川の流れは絶えずしてですじゃ。方丈記でしたっけ。おぼえていません。
なぜ毎年本を出さないといけないのか。レコード屋は出入りがはげしかったり、移転が多かったりするからですね、たぶん。地方のひとはレコード・マップを片手に、今どきスマホ代わりに本をもって店を探す人はレアですな、レコード屋さんを探し当ててくだされ。レコードが買い放題です。あたりまえか。
わたくしのトモ、ディスク・ユニオンもよくお店が移転します。店に行くと、移転しましたの張り紙があったりして。張り紙の地図を頼りに移転先へ向かうのです。レコード屋はほとんどジプシーです。あるいは、遊牧民なのかも。
ここで、真打ち登場です。ディスク・ユニオンですな。もう名前出しちゃってました。ディスク・ユニオンはレコード界のセブン・イレブンと言って過言ではない。いや、そんなに店舗ありませんけれど。でも、トップ・ランナーです。ガリバーです。
東京には店舗が多くて、新宿エリアとか、お茶の水エリアとか、東京をさらに分けています。埼玉、千葉、神奈川と、関東にお店が多い。ほかには、大阪と名古屋にお店があります。パリから東京へ出張するときは、できるだけディスク・ユニオンとセットにします。予定に組み込むのですな。
ディスク・ユニオンはレコードだけでなく、CD、DVD、本とあって、ほかにもTシャツやお酒といったアーティスト・グッズが売っていたりします。
お酒? って思った? お酒がアーティスト・グッズなのです。アイアン・メイデンのビールとか、アーティストがウィスキーやらなんやら作って売っています。ディスク・ユニオンで買えるのですな。
(2曲目)
先週は女性のアイドルっぽいひとばかりだったから、今週は男性から選曲しますね。1曲目はちがいましたけれど。
古い曲は公式がなくてダメですな。いきなりサザンになってしまいました。サザンオールスターズ「みんなのうた」。
(ここで曲を聴いてください♪)
桑田佳祐というひとは、このスタイルを確立してみんなに認めさせた功績はすごいものがありますな。普通ならふざけて歌ってんのかと反感を買って聴いてもらえなくなりますよ。曲も演奏もよかったのでしょうね。ユーミンも同じタイプのアーティストですな。
(ヤフオクにはまっています。)
ディスク・ユニオンを知らないひとに言っておかなければならないのが、お店が扱うジャンルが決まっていたりしますってこと。クラシック館、プログレ館、ヘヴィ・メタル館なんてね。メタルのお店でクラシックを探そうとしても1枚もありません。ご注意を。なんとか館がついていないお店はオールジャンルです。お店に置いてあるものが買えます。
なんでそんなジャンル分けなんてメンドウなことになっているかというと、店が狭いから。雑居ビルにはいっていて、狭い、商品が多い、ひとも多い。店舗を複数にしてまかなっています。同じビルの4階と5階にディスク・ユニオンなんてこともあったりします。常によい物件を探しているのでしょうね、移転が多くなる要因ですな。
店舗に縛られないお店があります。ネット通販! (ドラえもんの声でね)店舗の商品全部をネットに上げているわけではないけれど、ネット通販サイトでほしいレコード、けっこう見つかります。中古レコードは1点ものみたいなものですからね、争奪戦です。ちょくちょくチェックしないと見つかりません。見つかったらその場でポチらないと売れてしまうことが多い。ほしいレコードは、ほかのひともほしがっていますからね。わたくしは掘り出し物を当てたこともありますよ。サイン入りとかね。
ディスク・ユニオンの店舗とネット通販を駆使してまあまあレコードを集めてきました。だいたい1枚1000円未満で集めてきましたけれど、最近は1000円台で売っていたら買いというくらい、もう安く買えるレコードは集めきったかなといったところです。見かけることがすくないレコードは3000円台でも買わないと、もう見つからないかもというくらい。
お高い物は数万円のレコードどころか、10万円を超えるレコードまであります。レコードだぜ? CDなら安く買えるのに、10万円だす? ほかのレコード何十枚か買ったほうがよくない? むしろレコード以外のものに使ったほうが、とこのわたくしでも思います。
あと、けったいなのが、ジャケットちがいで値段がバカほどちがうこと。レコードの本体はレコード盤だろ? ジャケットなんてこだわらなくていいんじゃない? レコードを飾っておきたい人もいるのですな。
ヌードが使われているジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」は、発売後ジミヘンの顔のイラストのバージョンに差し替えられたのですけれど、ヌード・ジャケットはイラスト・バージョンの何倍もします。正確にはちょっとちがいました。イギリス盤ははじめヌードで発売、アメリカ盤は顔イラストで発売と、めんどくさいことをやったのです。デビューアルバムも、イギリス、アメリカでジャケットがちがうどころか、収録曲もちがいます。そういうのやめてくれ、って思います。日本盤はイギリス盤と同じ。
ちなみに、ジミヘン自身はアメリカ盤の顔イラストが自分の考えていたもので、イギリスは勝手にヌード・ジャケットにしやがった納得できんと言っていたみたい。
ガンズ・アンド・ローゼズも、ファースト・アルバムはパツキン女性がロボットにレイプされたアニメ風イラスト・ジャケットが、メンバーのドクロを十字に配したシンプルなものに差し替えられています。発禁レイプ・ジャケットの方が断然お高い。ほかにはスコーピオンズの丸裸幼女の股間にガラスのヒビがはいったバージョンも、メンバー写真のバージョンより高額です。
レコードにエロ写真をもとめるなと思いますけれど、おっさんが買うから仕方ありませんな。偏見。エロ本を買え。
(3曲目)
男性となるとグループになりがちですかね。マッチもトシちゃんも公式がありませんし。TM NETWORK「ビヨンド・ザ・タイム」。
(ここで曲を聴いてください♪)
ずっと同じ繰り返しで展開がなくてつまらないと思ってしまいます。メタラーは様式美を求めてしまいますからね、Aメロ、Bメロ、ブリッジ、サビみたいに、4個くらいのパーツがないと物足りなくなります。
曲はガンダムの主題歌だったみたいですな。「逆襲のシャア」で主題歌、「ジークアクス」で挿入歌だったのだとか。
(ヤフオクにはまっています。)
ブラック・サバスとか、ジミヘンとか、お高いレコードを買わなければならないのか、いや買えんと絶望しかけていました。わたくしの明晰な頭脳がぴぴぴぴっと計算して最適解を教えてくれました。
新品という手があるよ。
そうなんである。海外ではまだレコードを作っていて、ディスク・ユニオンやアマゾンで探せばCDの倍くらいの値段で買えたりするのです。高いけどね。5000円くらいで新品を買える、数万円出さなくてよいとなれば、ちょっと希望が湧くというもの。
でも、注意が必要なのでした。以前、リイシュー、リマスターのお話をしましたけれど、昔レコードで発売したのと、音を変えてしまったりします。リマスターの野郎です。聴きやすくなったなんてよろこんでしまう軟弱者がいるからリマスターが増えるのです。しかも、デジタル・リマスターだからレコードの意味がない。わたくしは断然、ノー・リマスターです。昔売っていたままの音をよこせ。
レッド・ツェッペリンなんて、ギターのジミー・ペイジがプロデューサーも兼ねていたものだからリマスター大好き、全部のレコードをリマスターしていて、新品は全滅です。
一番安心なのは、日本盤です。日本盤は90年ころには絶滅していて、すくなくともデジタル・リマスターを心配する必要がありません。
さあ、やっとヤフオクにたどりつきました。日本盤をもとめてディスク・ユニオンの通販サイトをチェックしたり、店舗で漁ったり、レコードはアサると言い、レコード売り場の棚は餌箱と言います、して日本盤を見つけても、お高くて買えません。だから新品をという流れでした。
ヤフオクは、ディスク・ユニオンで見つからないレアなブツが取引されていたりします。オークションだから、うまくすればお安く手にいれることもできる。原理的には。
開始値が500円なんてこともあります。ほしがるひとが多くてオークションの終わりには8000円くらいになったりしますけれど。
ヤフオクをはじめてわかったことがあります。みんなオークション終了時間ちかくまで入札しません。終了間近になって、100円上乗せとかセコイことをやります。終了間近でなくても、けっこう100円づつ上乗せしてゆく人がいます。意味ある?
ここでヤフオクのシステム、自動入札について話さねばなるまい。今回は長い話になりそうですな。
自動入札とは、出してもよい最大限の値段を指定するけれど、今は最高値をつける最低限の金額までしか入札しない、つまりできるだけお安くゲットできるようにしたシステムなのだ。わかりにくいか。
たとえば、あるレコードの今の価格が500円とします。10倍の5000円まで出すぜと言って5000円で入札しても今の入札価格は510円になります。最高値500円をキープしていたひとが、自動入札で3000円を指定していたら、つぎは3000円が最高値になって、わたくしは3100円で最高値を更新して購入権をゲットします。ね? 5000円まで出してよいけれど、ほかにもっと高い値段をつけるひとがいなければ3100円で買えます。
ほかのひとがあとから3200円をつけると? ヤフオクのほうでかってに3300円で入札したことにしてくれて、3300円で購入権をキープできます。これが自動入札だ!
終了間近に価格がつりあがるものだから、貧乏人のわたくしには落札できることがすくない。みんながほしがらないマニアックな商品は落とせるのですけれどね。
ヤフオク利用で大きな問題は、送料です。落札者が送料を負担しろって場合が多くて、ディスク・ユニオンのネット通販サイトで価格をチェックして、同じ値段よりはやすくゲットしたいし、送料を考えるとそれより1000円くらい安く落札できないと損だし。結局、落札できんということになりがち。
ほかのひとたち、ディスク・ユニオンの価格チェックしないの? そんなに高く買ったら損じゃない? 送料もあるのに。と思うのですけれど、バカみたいに高く買う人がいます。
すべてを考え合わせると、マニアックでなかなか見つからない商品か、ディスク・ユニオンで買えないほど高額がついている商品のほかは、ヤフオクで買う意味はありません。
で、貧乏人のわたくしは高額な方は手が出ませんから、安く買えるかもと期待して入札することはあるけれど、落札できることはありません。ヤフオク、時間の無駄じゃん。
(ヤフオクにはまっています。)
(ここで曲を聴いてください♪)
TMがきたら、バックバンドをやっていたというB’zを取り上げなければいけません。B'z「ラブ・ファントム」でした。
イントロはかっこいいけれど、印象的なギターリフはなくて物足りないと思ってしまいます。ライブの演出は、ワイヤーで吊られたりしてキッスみたい。
ヤフオクにはまっているのか、レコード集めにはまっているのか。レコード集めにはまっているのですな。ヤフオクにはまってなかったわ。
なにかにハマっていることを、沼ってるという人がいるみたいですな。ハマってる。なにに? うーん、沼? ということで、沼っているのお母さんはハマってるでした、たぶんね。
マイブームは、もう誰も言いませんな。おっさんくらいは言うか。おっさんはすたれゆくものの味方ですな。わたくしは心の中におっさんを住まわせてます。
ではまた来週、がちょーん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます