第33話

菜々子からバイト上がったとの連絡が来て

駅に迎えに行く。


栄太『お疲れ』



菜々子『迎えに来てくれたの?

ありがと。』


そう言ってすぐ手を絡ませてくる。



栄太『俺今日自分ちで寝る。

朝アパートの目の前まで行くから

待ってろよ。』



菜々子『そうなの?

わかった。

目の前で待っとくね。』



栄太『着いたらLINEするから

家で待っとけよ』



菜々子『過保護だねぇ。』



栄太『なんとでも言え。


嫌なの?実家』



菜々子『んー。

ぶっちゃけ行きたくないね。


でもみんなと一緒だし

久々に楽しみだよ。

お父さんとお母さんも

相当喜んでるし。


なんかみんなに付き合わせてるみたいで

悪いな。』



栄太『楽しみにしてたぞ。』



菜々子『そ?

それならよかったけど。』

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