第20話

お風呂から上がると

栄太がコーヒーを淹れて

1人で飲んでいた。


特に何かするわけでもなく

ただただソファーに座って

コーヒーを飲んでいる。



ミホの言った通り

不安に支配されてるのかな。


私だったら

1人で我慢なんてできないかも。


そう思うと

栄太をほっとけなかった。


すぐに隣に行って

栄太にすり寄った。



栄太『ドライヤー持ってこいよ』


菜々子『乾かしてくれるの?』


素直にドライヤーを持って来て

栄太に渡した。

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