間違わられた
父親が横に立った。
タバコを吸いながら足をあげた。
理解した僕はふるふると小刻みに揺れた。
「あぁ……ごめんなさい、お願いしますやめてください」とそんな謝りも虚しくその足は腹に乗っかった。
「うわぁー鬼畜」
「ぐぇ……」
「早くしろ、無しでもありでも、腹潰されながらされるセックス気持ちいいか様子がみたい」
「んじゃなしでやります」
さすがの男達は引いていた。
サックではなく性器が入ってきた。
「ちょっと足浮かせてください、全部入らない」
「ああ」
どちゅんっと奥まで入った気がする。
「いいいっ」
そこに待機していた足に踏まれ僕の性器は暴れ出した。
「へぇーちゃんと感じてるんだ」と体重をかけ腹も苦しめる。
「おい、動けるなら動け」
「あ、はい」
「はふっ……うぅ……おえぇ」
胃液を吐き出した。
男たちは興奮してるのか苦しいと分かっているのにまだ腰を振ってきたり僕を苦しめていく。
「あっんんんかはっ……」
男たちが帰ったようだ。
早く掃除しないとまた蹴られる。
でも体動かない、どうしよう、怖い、怖い。
床を歩いている音が聞こえた。
ビクっと肩が震え、体を起こそうとする。
「お前また俺に蹴られたいのか?」
まずい、怒らせた、早く立たないと
ぎゅっと心臓が痛んだ。
僕は立てないまま父親に蹴られまくりその日が終わった。
次の日学校に行けず昨日のまま休んでいると
「おい、お前」
と来た。
「うぐっ……」
後ろでごそごそとなにかされているのは分かった。
穴にぐぐっと押し込まれた。
まだ昨日の出し切ってないから正直触らないでほしかったが。
「これで1日過ごせ」と言われた。
ご丁寧に抜け落ちないようにベルトもされた。
ああ、苦しいのはもう嫌なのに。
「ゲホっ」咳をすると響く。
はぁー
昼過ぎになってようやく体も動かせるようになり密かに家を抜け出した。
ワイシャツと制服のズボンを着てとある場所に向かう。
もちろんゆっくりだ。
歩く度に中突かれているみたいになるのは慣れないけど、でも僕はある人に会って……。
道の途中で止まる、会ってどうする?
その人を巻き込むの?
本当に助けてくれるの?
ぎゅっと腕を掴んだ、分からないけど優しくしてくれたあの人に会いたい。
なんとか住所のところにたどり着いた。
駅前の少し入った先にある風俗通り
「はぁ……はぁ……」
ここだよね、どうやって入ればいいんだろ、、、。
やっぱり帰ろう。
「君ここの子?」
「へ?」
急におじさんに声をかけられた。
「えっと違います」
「あー君Ωじゃなくてβか、あまり匂いしないけど可愛い顔にそそられるね、それにこの痛々しい体君の全てが気になるな」
とおじさんは僕を引っ張り出した。
「えっちょ!!?」
「えっとお兄さん、これ犯罪ですよ、同意じゃないんでしょ?」
ちらっとこちらを見て来た小柄な男性
「ちっ気の迷いだよ」と言ってどっかに行った。
「君も危ないよ……」
「あ、ありがとうございます」
「ん?」
ずいっと顔を見られる。
「君ってもしかして琉架くんだったりする?」
「え? あ、はいそうです」
目をパチクリしていると
「あはーん要が気に入るのも分かる気がする」
と言われ僕の腕を持ちながら裏口へ回り暗証番号を入力して中に入れてもらった。
なんか普通についてきちゃったけど大丈夫かな。
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