#29「外伝-始まりの過去」

 野老屋村のろうやむら夏祭りの騒動の約一年前。


 野老屋の森の東端、虹の森と小川で分断された場所。

 虹の森側には甘い実をつける植物が生えている地帯があり、摘み食いにやってくる妖怪も多くいる。一方野老屋の森側にほとんど人気はなく、川を利用するものがたまに踏み込む程度だった。それも数歩野老屋の森側に入る程度で、すぐに元いた虹の森へ帰ってしまう。


 水と食べ物が近くにある。さらに危険をもたらす妖怪もほとんどやってこない。野老屋の森東端のここは隠れた穴場であった。


 夕暮れの空の下。里緒瀬りおせは急ぎ足で小川を跳び越え、野老屋の森へ引き返す。手にした底の浅いカゴには、いろいろな種類の新鮮な果実が積まれている。

 果実を落とさないようにバランスを取りながら、深い茂みを越えて開けた空間に出る。そこにもいくつか食用の実がなる植物が生えている。この空間を囲むように何重にも張り巡らされた茂み。ここが里緒瀬の住処であり、人目を避けるために意図して作った自分用の庭園でもあった。


 里緒瀬が庭園の中央の地面に置かれている大きな木の板を足でずらすと、地中に続く階段が現れる。そこを下り、大きな空洞に入って行く。入り口の板は開けたままで、そこから差し込む夕暮れの光を能力で集め、空洞を照らす明かりにする。

 明かりが天井まで上って行き、部屋全体を優しい光で包み込む。地面は踏み固められた剥き出しの土、壁も同様だが、家具や寝具も配置されている。


「ふぅ。暗くなる前に寄れてよかった……。人もいなかったし運がよかったな」


 里緒瀬は緊張を息と共に吐き出し、果実を乗せたカゴをテーブルの上に置く。そしてベッドの上にどかっと背中から倒れ込み、茶色い天井をぼーっと見上げる。


「とりあえず食料はこれでよし。水もまだ蓄えがあるし、いざとなったら小川に行けば問題ない。涼しい日が来るまで引き籠ろうっと」


 今日は珍しく猛間もうかんにしては涼しい日で、日陰にいれば爽やかな風を楽しめるほどであった。ここしばらく暑くて外に出ないでいたのだが、そろそろ食料が底を尽きそうだったこともあり、重い腰を上げて虹の森まで向かったのだ。


 里緒瀬は元々普通の兎だったが、百年程前に偶然、強い妖力が宿った水たまりの水を飲んで妖怪化した。人型となり、光を操る能力や知恵、言葉などを手に入れ、兎だった頃とは全く違う環境に置かれた。

 百年以上人型の妖怪兎として過ごしているため、ただの兎だった時の僅か数年の記憶はほとんど忘れている。十分すぎるほど今の生活に慣れたが、動物の本能的な思考は里緒瀬に深く刻まれていた。捕食者から生き延びるための警戒心は人と接する機会を全力で避け、外敵を恐れるあまり住処としている穴から離れた場所にもほとんど行くことがない。

 野老屋の森と虹の森の境目のここで、長い間変わり映えしない同じような日々をずっと送っていた。


 暇だなと思いながらうとうとし、そのまま眠ってしまった。

 住処を囲う茂みや、穴に通じる階段にはいくつか仕掛けを施しており、侵入者があれば里緒瀬の部屋に音で知らせる仕組みになっている。光を取り込むために木の板をずらしたままだが、防犯対策は問題ない。


 特に警告音が鳴る事もなく、里緒瀬は夜中に目覚める。天井に浮かべていた光は消えていて、階段の方に薄っすらと月や星の光が差し込んでいる。

 もう一度妖力を使って入り口の光を手元に集める。暗い分昼間よりも時間がかかる。里緒瀬の指先が徐々に明るくなり、三十秒程してようやく部屋全体を照らす明かりとなった。里緒瀬の能力は暗闇から光を生むものではなく、既にある光を集約、拡散するものであるため、夜中は扱いにくくなる。


「どれくらい寝てたんだろう。……まあ、いいか。特にすることもないし」


 里緒瀬は寝ぐせでハネた髪を撫でながら、テーブルの上に置いた果実を一つ摘まむ。一センチ程度の小さな赤い実は甘くみずみずしい。寝起きの里緒瀬の顔が思わず綻ぶ。

 小さな実ではほとんど腹は膨れないが、妖怪となった里緒瀬には大して影響がない。多少の食物としての栄養と、美味しさという感覚の栄養があればそれで満たされるのだ。


 赤い実を摘まみながら、テーブルに突っ伏す。今日も適当に過ごし、やがて明日がやって来る。刺激が欲しいとも思うが、それ以上に現状の平和を維持できればいいという気持ちが上回る。このまま同じ日を繰り返していくのだろう。


 つまらない思考にも飽きて、また瞼が重くなってくる。遠くで聞こえる虫の声に耳を澄ませ、穏やかな時を過ごす。




 その時だった。かなり近くでドオオオンと地響きがした。里緒瀬ははっと頭を上げ、正確な位置を捕らえようと長い兎の耳をぴんと立てる。

 低い音は連続して響いている。方角は虹の森の方だ。戦いが起きているのだろうか、激しく何者かが暴れ回り、森を荒らしているような音がする。


「こっちに来なければいいけど……。迷惑だなぁ」


 里緒瀬は立ち上がり、妖鉱石ようこうせきを貯めている棚から紫の石――闇の妖鉱石を四つ取り出す。階段を登って外に出ると、地下より暑い空気がむっとまとわりついてくる。

 闇の妖鉱石に妖力を流し、効果を発揮させる。闇の妖鉱石が持つ隠蔽の力を発動させ、茂みの四隅に配置する。暴れている何者かがこちらに向かって来ても、隠蔽の効果が施されたこの場所を気に留めることがないように。


 自分の気配を隠すためにも、妖鉱石を配置し終えると里緒瀬はすぐに地下に戻った。今回は板で階段を覆い、真っ暗な中使えない能力の代わりに、より多くの妖力を消費して光の術で明かりを出現させる。

 板の隙間から光が漏れる危険もあるため、速やかにベッドに座ると生み出した光を消滅させる。


 完全な暗闇の中、里緒瀬は息を殺して耳を澄ませる。まだ音は続いている。

 体を休める体勢を取りながらも里緒瀬は眠ることなく、夜の間じっと警戒を続ける。夕方眠っておいてよかったと思う里緒瀬であった。




 外の暴れるような音はしばらく続いていたが、夜が明ける前には大人しくなっていた。静かになってから一、二時間は経っただろうか。昼間と比べて能力が弱体化することもあり、里緒瀬は外の様子が気になるのを抑えて穴の中でじっとしていた。

 そろそろ空が明るくなり始めている。里緒瀬は足音を殺して階段へ向かう。板をそっとずらすと、木々の葉の間から日が出る前の青白い空が見えた。闇の妖鉱石は宿していた妖力を使い切り、跡形もなく消えていた。耳を澄ますが、近くに人や魔物の気配はない。


「一体何があったんだろう」


 貴重な食糧源の果実がなるスポットは無事だろうか。これだけ明るくなっていれば、万が一何かと出くわしても能力を使って逃げられるだろう。里緒瀬は忍び足で虹の森の方へ向かった。


 朝の野老屋の森は静かで、いつもどおり誰とも出くわさなかった。小川を越えると大勢の妖怪が住んでいるのに不思議なものだ。

 兎自慢の脚力で軽々小川を跳び越え、虹の森に踏み入る。風がざわざわと木の葉を揺らし、里緒瀬の緊張が高まる。


 果実がなるエリアに向かって少し進むと、地面が抉られている場所や、木の幹に傷がついた箇所など、やはり何かが暴れた痕跡が残っていた。危険だと本能が警告を鳴らすが、夜通し起きていたせいか少しハイテンションになっていた里緒瀬は、好奇心に負けて歩みを進める。警戒は怠らず、五感に加えて第六感も研ぎ澄ます。


 進むにつれて幹ごとへし折れた木が増えて行き、どんどん森の荒れ具合が酷くなっている。

 慎重に歩き、ようやく果実をつける植物が生えた一帯に着いた。嫌な予感はしていたが、そこも荒らされていた。実が地面で潰され、植物も千切られたり、妖術に巻き込まれて跡形もなく消えている場所もある。


「なんてことを……もったいない」


 里緒瀬はここで暴れた者にほんのり怒りを覚える。ぐるりと一帯の惨状を見回していると、折れた木の幹の向こう側に見慣れないものが見えた。通り過ぎかけた視線を戻して注目する。


「……足?」


 誰かが幹にもたれて座っているのか、黒い靴下に赤い下駄を履いた足が地面に放り出されている。

 里緒瀬は回り込むようにして距離を取りながら、相手の全容を見ようと移動した。徐々に相手の姿が見えて来る。黒い翼、白い服、金色の短髪……。


「……」


 獣天狗けものてんぐであろう少女が眠っていた。疲れ切ったような、どこか悲しみを感じさせる寝顔。外傷はなさそうだが、こんな場所で眠っているということは、彼女が暴れていた人物なのだろう。

 起きないうちに逃げよう。いつもの里緒瀬であればそうしていたはずだが、里緒瀬の足は一歩少女の方へ出る。里緒瀬自身も自分の行動に驚いたのだが、どうにも放っておけないという思いが強まっている。不思議と少女から危険も感じなかった。

 少女の隣にしゃがんで顔を覗き込む。随分無警戒に深く眠っている。


「あのー、大丈夫ですか?」


 小声で呼んでみるが、少女はまだ穏やかな寝息を立てている。軽く肩をゆすってみると、少女は薄っすらと目を開く。その赤い目と里緒瀬の瞳が見つめ合う。


「こ、こんなとことで寝てたら、危ないです、よ?」


 早く逃げろという本能に抗い、嚙みながらも話しかける。

 こんな真似をして、危ないのは自分の方なのだが、一体今日の自分はどうしてしまったんだろう。里緒瀬は自分の行動に混乱しながらも、獣天狗の少女に笑いかけ、敵意はないと示す。

 少女は数秒里緒瀬を見つめ、興味をなくしたとばかりに目を閉じる。


「え、あ、その……」


 無視され、どうしようかと言葉を詰まらせる里緒瀬。すると少女が目を閉じたまま口を開いた。


「放っておいてくれ」


 掠れた絞り出すような声だった。弱っている。ぐったりした表情や体勢からそう感じた。

 里緒瀬は少女を少し眺めて考えると、無言で自宅へ戻る。振り返っても少女は目を閉じたまま動く様子はなく、里緒瀬を油断させたり後をつけたりという心配はなさそうだ。


 里緒瀬は周囲に他の気配がないことを確認しながら野老屋の森の住処へ、小走りで帰る。階段を降り、外の光を集めて中を照らす。

 テーブルに乗せた果実が乗ったカゴの前までやって来て、それを手に取る。小さな赤い実を少し摘んだが、他の種類の実は十分に残っている。

 それを持ってもう一度虹の森へ向かおうとし、すぐに躊躇って足が止まる。


 本当にこれ以上関わるのか? 森をあれほどまでに荒らす凶暴さを持つ相手だ。助けたところで用済みとなれば、殺されて養分にされるかもしれない。


 これまで人と関わって来なかった原因の臆病な心が里緒瀬に問いかけてくる。


「……どうしてあの子に」


 里緒瀬は果実を見つめて耳をしゅんと垂らす。自分でもわからない。関わる必要などないのに、彼女を知りたいと思ってしまう。彼女に人を魅せる何かがあるのか、里緒瀬のただの一目惚れか。

 里緒瀬は頭を振って余計な考えを追い払う。恩を売りに行くのだと言い聞かせ、住処から出てまた虹の森へ向かう。


 十分もかからず、虹の森の荒らされた場所に戻ると、少女はまだ同じ場所にいた。大丈夫だと自己暗示し、少女の隣に膝をつく。少女が薄く目を開け、里緒瀬の顔を見てまたかと眉をひそめる。


「これ、どうぞ」


 里緒瀬はカゴごと実を差し出す。少女は果実をじっと見つめ、もう一度里緒瀬の顔を見る。里緒瀬が頷くと、少女は一口大の紫の実を掴み、静かに食す。

 好きなだけどうぞと半ば押し付けるようにカゴを渡し、里緒瀬は少女が満足するのを待つ。


 怪我や妖力不足で弱った妖怪は、自然回復に加えて睡眠や食事をすることにより、さらに回復効果を増幅させられる。

 少女も徐々にだるそうだった顔がしゃきっと整ってくる。


「ありがとう、だいぶ楽になった」


 少女は半分ほどカゴの果実を無言で食べ続け、少し申し訳なさそうな顔をして里緒瀬に礼を言った。


「元気になったようでよかったです。私は里緒瀬と言います。この近くに住んでます。あなたは?」

「私は霊羽れいはだ」


 霊羽は言葉を続けようとしたが、瞳を曇らせて口を閉じる。


「あの、昨日ここで何かあったのですか……?」


 恐る恐る聞いてみたが、霊羽は怒ったり警戒することなく、さらに反省するように身を縮める。


「す、すまない。私が一人で暴れてた。この辺に住んでるんだったら驚かせたよな。ごめん」

「一人で……? 一体何が――」


 里緒瀬は途中で言葉を止め、耳をピンと立てる。


「様子見に他にも誰か来たみたいです。場所を変えましょう。ここにいたら面倒なことになります」


 里緒瀬はカゴを持って立ち上がる。気配が近づいてくる方角の、ここからなるべく離れた場所に能力で光を集め、相手の気を逸らすために眩い発光体を作る。光は明滅し、森の中でチカチカするのが遠くからでも見える。


「行きましょう、こっちです」


 里緒瀬は追っ手が来ないか警戒しながら、野老屋の森へ霊羽を案内する。霊羽も大人しく着いて来た。

 小川まで来ても何者かが二人を追っている気配はない。そうであれば特に迂回や小細工をせず、真っ直ぐ住処へ向かうことにした。

 ほとんど見知らぬ相手である霊羽を連れて行くという不用心さに、里緒瀬は自重の笑みを浮かべてしまうのであった。


 いつものように光で穴の中を照らす。テーブルの椅子は一つしかないため、霊羽を椅子に座らせ、里緒瀬はすぐ隣にあるベッドに腰掛ける。


「悪いな、何から何まで……」

「いえ、こうして会ったのも何かの縁ですし、中途半端に助けて見捨てるのも寝覚めが悪いですしね」


 住処という重要な場所、襲ったり物を盗むにはうってつけの情報を知っても、霊羽から悪意や欲望は感じられない。里緒瀬は内心ほっとし、霊羽についてもっと知りたいと会話を続ける。


「霊羽さんのこと、聞かせてもらってもいいですか? 個人的な好奇心だけで、誰かに言いふらしたりしませんので」


 言う相手もいません、と心の中で付け足す。霊羽は名乗った後と同じように躊躇ったが、ポツポツと話し始めた。


「身内のことでいろいろあって、むしゃくしゃして紅葉岳こうようだけを出て来たんだ。そのまま怒りが収まらず、森で暴れてしまって……、果ては妖力切れで動けなくなってた」

「身内に……そうなんですね」


 軽い気持ちで踏み入るのも躊躇われ、曖昧な相槌を打つ。


「紅葉岳って、いろいろ決まりが厳しいって噂を聞きますけど、抜け出して大丈夫なんですか?」

「大丈夫じゃないと思う。一番偉い人の屋敷で暴れて来たし……。まあ、もうあんなところに戻る気もないし、山のことはどうでもいいんだ」


 森で暴れたり山で暴れたり、衝動的な子だなと里緒瀬は苦笑いする。こうして話している今は落ち着いているように見えるのにと。


「姉を探してるんだ。山で殺されかけて、どこかに行ってしまった姉を。里緒瀬は私と同じ狐の獣天狗を知らないか? 十日前くらいに山から出て行ったんだけど」

「こ、殺されかけた……? い、いえ、お姉さんっぽい方は見かけてませんね」

「そうか……」


 何か事情があるとは思っていたが、穏やかではない話に里緒瀬は驚く。偉い人の元で暴れたり、姉が殺されかけたりと、この姉妹は何をしでかしたのか。


「詳しく聞いても大丈夫ですか?」


 ここまで話したならと、霊羽はこれまでのことを話してくれた。姉が貴族を殺し、霊羽はショックで姉の言葉を聞かなかったこと。昨日それが冤罪だと知り、怒りのままに首謀者の屋敷で暴れ、山を逃げ出した。日が暮れるまで虹の森で姉を探したが見つからなかった。無罪を主張する姉を信じなかった霊羽自身を許せず、己と首謀者達への怒りが爆発して力尽きるまで暴れ、森に当たり散らしていたらしい。

 霊羽は話ながら血が滲むほど拳を握り締め、堪えられなくなって涙を流した。


「どうしてお姉さんが……酷い話ですね」


 里緒瀬は霊羽の隣に立ち、背中に手を回してゆっくり上下に撫でる。


「霊羽さんはこれからもお姉さんを探すのですか?」

「ああ、そのつもりだ。酷い怪我をしていたから、それほど遠くまでには行ってないと思う。きっと……」


 死んでいない、と聞こえるか聞こえないかの声で霊羽は口にする。里緒瀬は無言で頷き、霊羽の正面に回って目を合わせる。


「私でよければ協力させてください。こんな話聞いたら、放っておけませんよ」

「……いいのか? 何も礼はできないぞ?」

「お礼なんていいですよ」


 もう少し霊羽と一緒にいたいという欲望が里緒瀬の中に生まれていたのだが、それを知らずに霊羽は表情を緩めて笑う。涙で潤んだ瞳と、初めての霊羽の笑顔が、里緒瀬の心を射抜く。


「ありがとう、里緒瀬。よろしく、頼む」

「は、はい……!」


 虹の森にて、里緒瀬と霊羽の人探しの一年が始まる。実は探し人がいる野老屋の森ではなく、虹の森で……。


 霊羽と里緒瀬は絆を深めて行くが、日毎に霊羽の心は焦りと不安で憔悴して行く。悪夢にうなされ、体調を崩すことも多くなった。

 一年ほど経ち、また猛間。里緒瀬は虹の森で一枚のチラシを拾う。


「野老屋村夏祭り……」

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