「憧憬」
シンシア
わたしの神様へ
ステージの上に神様を見た。
観客席から見えた小粒程度の貴方。顔を見たのは初めてだった。その瞬間、貴方が本当にこの世界に存在しているのだと確かめることができた。
細かな表情の全てを肉眼で確認することは叶わない距離だったかもしれない。それでも貴方のことをしっかりと見た。眼で捉えることのできない貴方を心で捉えた。
歌うときの力強さと儚げさ、MCのときの甘さと優しさ。その全てが貴方から得られた感動と幸福だった。
顔なんかはっきりと分からないのにカッコイイだなんて本気で思った。
貴方の全てが好きだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます