ともしびへの応援コメント
自主企画への参加、ありがとうございます。
今の時代、本当にどこかでありそうなリアリティーを感じました。
なんとも言えないものがなしさとでも言いましょうか。
利己主義に走り過ぎつつある日本の現状の中で、それでも確かに残る家庭の温かみが、崩壊せずにちゃんと継承していける、そんな社会であってほしいな、と読み終わったとき思いました。
作者からの返信
感想及ぼ評価とレビューコメント、ありがとうございます!
実はこの話の着想は、私自身が昔の実家に灯りがついているのを見たことからなんです。もちろん家の方に見つかりはしなかったと思いますが、そこから膨らませた話なので、リアリティがあると思っていただけたなら嬉しいです。誰にでも起こり得る話にしたかったので。
お金が全てになりがちな世の中ですが、人の本質はそうそう変わるものでもなく、幸不幸は必ずしも貧富で決まるものではないですよね。
それぞれがそれぞれの人生に向き合い、その上でかけられる思いがあるのか、それとも言葉にできないのだろうか……などと考えながらあの結末にしました。
色々と読み取って頂き、幸甚の至りです。
ともしびへの応援コメント
近況ノートの通知からお邪魔させて頂きました。
なんとも、しんみりしてしまうお話ですね……。
私事ですが過去に介護をしていた事があり(祖母ですが)、男性の気持ちを思わず推察してしまいました。
祖母が亡くなった時、「もう面倒を見なくても良いんだ」という解放感と同時に、幼い頃から私の面倒を見続けてくれた祖母がいないという喪失感を味わいました。
残念ながら、私は「おっさん」「未婚」「子なし」というところからシングルマザーのお母さんには感情移入できませんでしたが、男性の方はドンピシャでしたねぇw。
逃げずに事情を話したのは後ろめたさもあったのでしょうが、誰かに話を聞いて欲しかったのではないかと想像してしまいますね。
そしてその後の「もう来ません」は、胸が熱くなりました。
私と梶野カメムシさまとの実力差を改めて思い知りました。
ジャンルなどの問題ではなく、紛う事なく「力の差」ですね。
小説も批評も今は足元にも及びませんが、いつかは御横に並び立てるくらいになりたいものです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
思わぬ方から共感をいただいて驚きましたが、なるほど。御祖母さまの介護をされておられたんですね。小鹿さんのいう「想定読者」にきっちり合致していて、その意味では成功しているなと安心しました。
私もその三属性に合致するので、同じく男の方に共感してしまいます。
というかこの作品の着想自体、引っ越し後の実家を見に行って、明かりがついているのを見たからで。この男のモデルは私と言っても過言ではないかと思います。
「誰かに話を聞いてもらいたかった」は、私も感じていました。あえて書きませんでしたが、しっかり伝わっていて嬉しいですね。
「もう来ません」にも色々な解釈があると思っていて。
いただいた感想はわりと希望が見えるものが多かったのですが、母親でなく男にフォーカスすればどうなのか。例えば「もう来ません」と言ったその後、男がどうしたのか……なんてことも考えられるわけで。
少なくとも私は、色々考えてしまいました。作者なのに。
実力差というより年の差だと思いますね。
私は才能も何もない、この年まで意固地に小説を書いてただけのおっさんです。私が高校や大学時代に書いていた作品なんて、感想企画に参加された作品と並べれば下から数えた方が早いくらいでしょう。
書いたり書かなかったりはありますが、50年ほどの人生の大半を創作に費やしてきたことだけは間違いありません。だから若い人より経験値があり、広い視野が見えている。それだけの話です。
私の年齢までに追いつけばいいだけですから、余裕ですよ。
まあ、そこまで書き続けるのが一番難しいのかもですが……w
ともしびへの応援コメント
拝読いたしました。
ちょっとホラーチックな冒頭から、様々な人の営みからくる業に深く考えさせられ、そしてどこか人の温度を感じさせる物語でした。
主人公もシングルマザーなんですから、十分不幸の業を背負ってるんですよね。
男との人生の対比が実にいい味を出しています、いい作品でした。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
実はリビングと街灯で人生の光と影的な暗喩になっているんです。……って、これに気がついたのは、書き上げてしばらくしてからでしたw
シングルマザーで2児の母はなかなかハードモードだと思いますね。でも子供がいれば先は明るいのかもしれませんし、ここらへんは読む方によってニュアンスが変わってきそうだなと。
そこら辺含めて、私にしては少し変わった作品になったと思います。
編集済
ともしびへの応援コメント
読ませていただきました。
これは素晴らしいですね。だいぶというかめっちゃ良いです。
少し不穏な雰囲気の始まりでしたので、主人公のように別れた旦那でも登場してくるのかと思えば、思いがけない男性の正体。
けれど、そこにもしっかりとしたドラマがあって。
こういう掌編は、余白があって語り尽くしてない、説明しきってない部分がより情感を掻き立てると思っているのですが、とてもバランスが良く、何度読み返しても胸に沁みます。
たぶんだれも言及しなさそうな勝手読みを。
子どもが娘二人と母親というのが絶妙なバランスだと思いました。
ここのセリフ部分は母のセリフは入れたくないはずなので、
娘二人分になることでより明るい家族の様子と、男性を見送ったあとの主人公(読者)との境界がうまく引かれていて、最後の締めにつながってるなあと。
「引越し」「引っ越し」と表記が二つあったので、
これは表記揺れですかね?
あと、あざといですが、最後に部屋に帰ってきたときの部屋の明るさは言及してもらいたかったかも。
いや、堪能いたしました。続けて五回くらい読みました。最高。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
過分に褒めていただき恐縮しきりです。島本さんのドストライクに入ったのは、これが初めてかも。まあ意図せずしてですがw
娘二人の部分は、そこまで計算して決めたわけではないのですが、確かに一人より二人の方がよいという確信がありました。明るさや雰囲気の違い、救われる度合い……みたいな意識でしたが、言われてみれば男の境遇との対比という見方も出来ますね。うまくはまってラッキーでした。
引っ越しについては表記揺れですすみません。直そうと読み返しましたが、そもそも掌編で2度同じ言葉を使うこと自体がよろしくない気がしてきたので、該当の一文をまるごと手直ししました。前よりよくなったのでは、と思います、
>あと、あざといですが、最後に部屋に帰ってきたときの部屋の明るさは言及してもらいたかったかも。
こちらは同意はするものの、リズム的に入れるのは難しいのでは……と思っていたのですが、案外スルッと思いついたので、以下のように追加しました。
>家に戻ると、|眩《まぶ》しいリビングから娘たちが駆け付け、いつものように騒ぎ始めました。
ささやかな変更ですが、あざとくない程度ということで、こんなものではないかと。作者的には気に入っております。
ご指摘、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
ともしびへの応援コメント
部屋の灯りは大切な人と過ごした大切な思い出で、その灯りが二組の母子を繋いでくれたのですね。
男性が幸せだったと言っているように、主人公も慌ただしいながらも、その日々が幸せだったと思える日がきっとくるのだろうなと思うと、心がじんわりと温かくなるようでした。
作者からの返信
なるほど、ゆげさんはより母親の心境に焦点を当てて読まれた感じですね。シングルマザーで二人の娘を育てるのは並の苦労ではないでしょうし。
ただ一言でそういう人生が浮かぶ感じが「シングルマザー」という言葉にはあって、気に入っております。
母親が子供を抱いて思ったのは、きっと言葉に尽くせない思いなのでしょう。それは読む人によって違う性質のものだと思います。
興味深い感想をありがとうございました。
ともしびへの応援コメント
大泣きするような話とは言い難いですが、読了後、しばし無言で余韻に耳を澄ませたくなるような、そんな掌編だと思います。
地味と言えば地味でも、たとえばの話、これをショートムービーにしようとすると、相当ベテランの役者さん連れてこないと芝居にならんと思いますね。小説として言葉が足りてないという意味でなく、さりげない表現一つ一つにとてもたくさんのものがこめられていて、それを引き出すのは並大抵のスキルでは難しいという意味で。言い換えると、読む方もいくらでも脳内脚色できそうな文章なんで、まああれです、噛めば噛むほど味が出るなんとか、みたいな w
地味なりに、例によって単語レベルで過不足が全くなく、ケチのつけようがない良文なんですが、一点だけ
>マンションとは名ばかりの賃貸ですが、
>春とは名ばかりの季節に、
距離も開いてるし、気にする人も多くはないかと思いますが、この長さの文章で「名ばかり」という言葉が二箇所で使われていると、これなんとかならんかな、という気はします。まあこれは私の感覚だと、ということで。
最後に男性が去っていった時の気持ち、そして帰った母親が娘たちを抱きしめた時の気持ち、これはもうほんとに言葉に出来ませんね。あれこれ分析めいたことは言えても、説明にはなりきれないような。そんな場面をこんなシンプルな道具立てで描ききったのですから、地味ながら(くどい)かなりの上作だという印象もあります。
なんと言っても、このタイトルがね。読了後にもう一度見ると、改めて胸に沁みるタイトルじゃないでしょうか。
この尺なんで、例によって星二つとさせていただきますが、最後の最後まで三つにするかどうか悩みましたと申し上げておきます ^^。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
概ね好評のようで、胸を撫で下ろしました。どうにもこの手の文学寄りの作品、特にテーマや作者の思いを匂わせる程度の描き方(和風の味付けと呼んでますが)には、何度書いても自信が持てなくて。
>相当ベテランの役者さん連れてこないと芝居にならんと思いますね。
台詞は最小限で、演技で表現させるタイプの書き方ですからね。主人公の心情についても、特に最後は絞るようにしました。自分自身でもよくわからない思い、というものを意識しましたね。
>この長さの文章で「名ばかり」という言葉が二箇所で使われていると、これなんとかならんかな、という気はします。
おお、細かい。そしてごもっとも。
頻出する単語ならともかく、この形容詞を掌編で二度使うのは駄目ですね。玉に瑕という奴です。
「春とはいえ夜は肌寒いこの時期に」に改定致しました。ご指摘ありがとうございます。
>この尺なんで、例によって星二つとさせていただきますが、最後の最後まで三つにするかどうか悩みましたと申し上げておきます ^^。
これはなかなか悪くない評価w
またよろしくお願いします。
編集済
ともしびへの応援コメント
まずは、良いお話を紹介して頂いたことに感謝の気持ちを。
ですが、これは、ちょっと、冷静にコメントできそうにありません。
>シングルマザー
母は子供三人を育て上げたシングルマザーでした。
>夫でないことに安堵
父は母に借金を追わせて逃げてしまいました。
夜逃げ同然に引っ越し、旧家の競売と、残債の取り立てもありました。
>持病を抱えた老母
ステージIVの大腸がんで、私も持病持ちです。
>わずかな稼ぎと年金が頼り
介護と持病と仕事でメンタル壊して休職から退職、貯金の切り崩しと年金で生活していました。
>介護のため親元を離れられず。結婚もできず。
まぁ、結婚できないのは単なる自業自得ですが。
まるで狙い撃ちされたかのようで、刺さる部分が多すぎました。
作品には書かれていない余白に私の主観が混ざり込んで、とても物語を冷静には読めませんでした。この読後の感情は、作品からなのか、内面からなのか。
「二人の娘」と「男性」の心象に同時に共感して、非常に複雑な揺さぶられ方をしました。この娘さんたちの将来が、そうなってしまう可能性もあるのかも、そうではない幸せな未来であって欲しい(こういう連鎖は途切れてほしい)、というのが男性の想いにあったのかもと考えてしまいます。
作品へのコメントというより、感情の吐露みたいになってすみません。
それだけ刺さる、揺さぶるお話でした。
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返信ありがとうございます。
実は、なろうでマインスイーパー読んだ直後だったので、温度差にも驚きました。偶然の一致で衝撃が大きくなった感はありますが、時間が経ってから改めて読み直したいなとも思いました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
押し売り気味ですみませんでしたが、好評だったようで何よりです。梶野の数少ない真面目な作品なのでw
ものすごい偶然で辺根さんの境遇と合致したみたいですね。もちろん本作はフィクションで何かを参考にしたわけではないのですが、こんなことがあるとは……とりあえず気を落ち着けていただければw
>この娘さんたちの将来が、そうなってしまう可能性もあるのかも、そうではない幸せな未来であって欲しい(こういう連鎖は途切れてほしい)、というのが男性の想いにあったのかもと考えてしまいます。
そうですね。
私もそんなことを考えたのではないかと思います。同時に母親も、それに思い至ったのだと。