惨禍No.52『貪り喰う枯木』トゥルムハバケケ
体高:30m
体重:180t
性別:雄とされている
巨大な枯木のように見える。しかし、それだけの大きさに見合う歴史を有している。
ただの枯木と言い切るには重厚かつ上等。耐久力に優れ、並の武器では歯が立たない。
食事を必要とせず、消化器官が存在しない。空気中の物質から自らの体内で栄養を確保しているのではないかという説が濃厚である。
食事をしている風に見える行動は実際に食事の真似事であり、噛んだものは体内の空洞を抜けて下に落としている。体の前面に顔があることもあり、元々は人だったのではないかと言われている。
約3847年前、ディスティネント島南西部ヨィユィの森。
いつからそこに居るのか分からない。ただ放置しすぎてしまっていたことだけは分かる。
ロレンツェッティに住まう者達は伐採を決意した。多くの斧を持った兵はトゥルムハバケケに喰われる。全てを喰らい、全てを飲み下し。ただそこに居続けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます