天下無双ダンスバトル~布団の使徒~

島津 周平

天下無双の転校生

 東京都に存在する私立、青嵐せいらん学園。表向きはエリートが集う進学校だが、その実態は異なる。


 ここは、異能を持つ者だけが通う学園だった。


 異能とは、生まれ持った特殊能力。

 ↑

(※作者として設定を詳細に考えるのが、めんどくさいからではありませんよ! めんだくさいからではありませんよ!! 大事なことなので、二回、書いておきます)


 魔術的な力、超人的な身体能力、あるいは常識を超えた技能を有する者たちが集い、研鑽を積む場である。

 学園内には、戦闘力を示す“ランキング”が存在する。強さこそが絶対の世界であり、争いは日常茶飯事だ。

 ↑

(物騒な学園なうえに、設定が考えるの本気マジでめんどくさがってるよなこれ――作者)


 そんな学園に、今、新たな異能者が転入してくるという噂が広まっていた。


「転校生が来るらしい」

「しかも、“天下無双”と呼ばれる男らしい」

「ランキングに影響が出るかもしれないな……」


 生徒たちは警戒を強めていた。



 転校生が登校する日の朝。


 ドォォォン!!

 ↑

(効果音)


 教室の扉が静かに開かれた……かと思いきや、風圧で窓ガラスが砕け散った。


 生徒たちは息を呑む。


 立っていたのは、一人の少年。


 長身、無駄のない肉体、鋭い眼光。制服の袖は筋肉に耐えきれず破れ、肩からはまるで猛獣のような異様な気配が漂っている。


風間かざま烈火れっかだ。よろしく頼む」

 ↑

(主人公の名前、適当に考えました感が読者に伝わるぞ。こ、れ、は)


 その場にいた全員が、一瞬で理解した。

 ──この男、只者ではない。

 ↑

(これで一般人なら逆に驚くわ!?)


 学級委員長の真嶋まじまが震える声で尋ねた。


「まさか、お前が“天下無双”と呼ばれる男か?」

「知らん!? ただ……俺は天下無双!」


 学園に新たなる嵐が登場した。

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