第151話

「どうかしたか?」


「紫苑……」


「ん?」


「だ、キッチン終わったから、次はどこ掃除すればいいかな?」


「じゃぁ部屋全体の床と玄関を頼む。床はモップがあるからそれを使え」


「了解!」




名前を呼べば優しい表情で微笑んでくれる紫苑に

何も言えなかった


それに、


“何かして欲しい事あったら言ってね!”

なんて催促するもんじゃないし…


今あたしに出来る事って

紫苑が美味しいって食べてくれるご飯を作る事と

掃除を丁寧にする事だし…



余計な事ばっかり考えてないで

今出来る事を頑張ろう。

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