治癒魔法が使えなくても俺は医者だ! 〜転生した天才外科医、魔法の世界の医療を変える〜 

功琉偉つばさ

プロローグ

「おぎゃあ、おぎゃあ」


 あれ? 俺はどうしたんだ? 今カイザー(帝王切開)でもしてたっけ? いや、そんなはずはない。こないだカイザーをしたのは…… 半年前だぞ? じゃあ、なんで赤ちゃんの泣き声が聞こえるんだ? 


「おぎゃあ、おぎゃあ」


 いや、もしかしたら新生児の診察でもしていたのかもしれない。それとも子どもの診察だっけ…… うん、手術は麻酔をしているから赤ちゃんが泣くはずないもんな。


「おぎゃあ、おぎゃあ」


 そうだ、思い出したぞ! 俺は今当直中で、医局で寝ているんだな。で、多分、誰かが赤ちゃんを救急外来につれてきているんだ。


 そうだ、俺は寝てしまっているんだ。大変だ。起きないと…… 


「おぎゃあ、おぎゃあ」


 ん? ここは…… どこだ? 


「フェリネシスさん、元気な赤ちゃんですぞ! 」


 フェリネシス? 何だそれ? というか…… 元気な赤ちゃんってことは分娩室? 


 いや、もしかして…… 


 俺が赤ちゃん? 


「おぎゃあ、おぎゃあ」


 この声の持ち主? 


 あれ? 俺って…… 生まれ変わった!?!?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る