第55話

十月も終わりになって莉子を見つける。



〇〇女子大の学祭で。



ここで会えなかったらもう一つの女子大への接近を考えていた所だった。



忘れはしない。



舞台の上から見た莉子の驚きの顔。



ああ髪が伸びたな…



係をなんとか交代してもらって、莉子の元へ向かう。



もうすぐだ。



俺は本物に出会っている。



さあ、莉子。



俺を選んで。



そして始めよう。



今度はひらすらにただただ甘く、蕩ける様な日々を。



次にこの手に捕まえたなら。



離れてなんて言わせない。




END

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