第47話
俺が莉子以外を選ぶわけない。
中学の卒業式と同じく高校の卒業式で再び告白しようとしていたのに。
罰なんて受けなくていい。
莉子が全て背負わなくていいんだ。
俺のためでもあったのだから。
でも莉子の覚悟を知ったからこそ動けない。
莉子が時を待っている間は。
今俺の想いを伝えても、莉子は前のように受け入れないだろう。
だから俺はその日莉子には言わなかった。
けれどただ進む大学が違うであろうだけで、家も近い俺たちが会えなくなるなんて考えもしない。
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