第6話 太一と雄二の馴れ初め
※二瓶と三枝の2人語り回です
三枝『二瓶先輩って一条先輩と全然タイプが違いますけど、どうやって仲良くなったんですか?まさか2人も幼馴染なんじゃ…?』
二瓶「いや、僕たちは高校からの付き合いだよ。そのいつかBLに発展するんじゃ…みたいな視線はやめてくれる?」
三枝『腐女子の習性ですから、お気になさらず』
二瓶「いや、流石にないから…」
三枝『ちなみにこの前四宮さんとも仲良くなったんですが、彼女も私の同士でしたよ』
二瓶「それもあんまり知りたくない情報だね…話を戻すけど、高校の時に妙にウマがあってね。気付いたらよく2人でつるむようになってたよ」
三枝『ふーん…思った以上に普通ですね』
二瓶「三枝さんは毒舌っていうか…遠慮しなくなってきたね』
三枝『え?あー、二瓶先輩ってなんでか話しやすいんですよね。ついつい気軽になっちゃう、っていうか素で話しちゃってるかも?』
三枝がケラケラと屈託の無い笑顔で話す姿を見て、不覚にも可愛いと思ってしまった。これ以降二瓶はほんの少し、三枝の事を意識するようになったのだった。
三枝『あれ?先輩?どうしたんですか?』
二瓶「い、いや…何でもないよ💦あ、太一と仲良くなったきっかけだけど、今思い出したよ」
三枝『やっぱり何かしらあったんですね!男同士くんずほぐれつするような…?』
二瓶「やめなさいって…。ホントに大した事じゃないんだけど、僕がジュースを買おうとして財布を出した瞬間に500円玉を自販機の下に落としちゃって。手を伸ばしても届かないし棒みたいなのも都合良くその辺に無くて、諦めかけた時に「俺が取ってやろうか?」って言いながら太一が来たんだ。太一も勿論苦戦してたから、もう大丈夫だよ、って言っても聞きやしない。10分ぐらい経って腕やシャツを汚しながら、なんとか落ちた500円玉を引っ張り出したんだ。まだそこまで話すほどの関係じゃなかった僕に、ニカって笑いながら返してくれた。ああ、こいついいやつなんだな…って思うようになって、よく僕からも話しかけるようになったんだ」
三枝『そんなワンツーコンビ達成秘話があったんですね…一条先輩を今と変わらない、愛すべきバカって感じですが』
二瓶「ははは、違いない。ちょっと待った…ワンツーコンビって?」
三枝『2人とも苗字の初めと名前の終わりに1と2がつくじゃないですか?だからワンツーコンビです』
二瓶『なかなか安直な答えだね…そしたら三枝さんも入れてワンツースリートリオも出来るよ」
三枝『四宮さんも入れてワンツースリーフォーカルテットもです!』
二瓶「長い!名前長いよ⁈」
三枝『ふふふっ』
二瓶「あはははっ」
2人してサークルの部室内で笑いあっていると、他のサークル女子メンバーから二瓶が呼ばれた。
モブ子『二瓶くーん、ちょっとボール運ぶの手伝ってくれる?』
二瓶「ああ、今行くよ」
モブ子『いやー、助かるよ♪あと二瓶くんに教えて欲しい事があってさ…』
二瓶「なんだい?」
他の女の人と親密そうに話してる姿を見て、三枝の胸の奥がチクッとします。でも今はまだその痛みがなんなのか、自覚は出来ていないのでした。
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