第32話
家に帰って、寧々が着替えるために部屋へ入った瞬間に矢野は真理子にキスしていた。
それもかなり激しく矢野は真理子を求めて
いる。
「ダメ…… 寧々が出てきたらどうするの?」
矢野の激しいキスに真理子もいつの間にか応じていた。
普段着に着替えて、部屋から出ようとした寧々は慌てて引っ込んでしまう。
「ねえ…… どうしたの?」
漸く2人の唇が離れた。
「寧々が高原を演ってって言うから今日1日高原でいたんだ。そうしたらお前が欲しくて堪らなくなった」
「高原は美和に惚れていたものね…… 」
真理子は矢野の耳元で囁くように言った。
「で?肝心のお父さんへの思慕は出来たの?」
真理子の言い分を聞いて寧々は笑顔を見せた。
「出来たよ」
「そうなのか?寧々」
「いっちゃんのお陰というか…… 高原さんのおかげ。私出来るわ」
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