第17話
それから何年かが過ぎた。
彼と彼女は相変わらず幸せだ。
その幸せの中にあたしもちゃんといる。
彼女は“ダイガク”を卒業したようだ。
彼がそう言っていた。
そして――――
今日は彼と彼女の、結婚式。
彼も彼女もすっごく綺麗な格好をしている。
あたしもちょっとだけおめかしした。
これからもこの幸せな日々が続きますように……。
あたしは今彼女の生まれた町で暮らしている。
とても静かないい所だ。
あたし達の幸せな日々は続いている。
あたし達の幸せな日々――あたしと彼と彼女とそれから、彼女がよく知っている“ワンちゃん”との幸せな日々が。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます