崩壊した世界で皆で生きる!
ゆっくり朔
第一章「夜に咲いた華」
第一章 「夜に咲いた華」プロローグ
主人公とはなにか…自分の人生の主人公は自分だ。とよく言うがどうしてなのだろう。本当に主人公ならば…この人生に希望が存在…したのかな、、、自分で選んだ道が本当にいいのだろうか?そう思えた事があったのだろうか?……僕はそう思ったことがない。小学生の6年生から高校生の現在まで僕はいじめられてきた…最初の頃は悪口だけで済んできた…でも中高からは違った、僕は、物を隠すぐらいだと思っていた。学校では孤立し、顔とかのわかりやすい部分を避け殴られる……そうされる原因はあった。その原因は容姿だった。僕は思いもしなかった。それは、今は亡き母や父にもらった髪の色、顔だった。どんなものかと言うと父にもらった白髪、美人だった母からもらった顔…これらが原因だった。初めは、女子の妬みから始まり、今や、男子のストレス発散の道具に過ぎない…
そう僕は、今までのことを思い出しながらこの場所にいる。夜の風が吹く都心の廃ビルの屋上に僕は立っていた。
「最後に見る景色はこれか。」
ふとそんな言葉が出てきた。
夜の暗闇に光るもの。地上には、文明の発展で出来た光。…暗闇の中に光る街の光…オフィスなどがある方角はところどころに光がある。そして空には、満月である月の姿。月にも都があると伝えられてきたのが幻想の噺でも本当にあるのならば行ってみたい…この穢れたとされる地上から抜け出して、行きてみたい……だけど叶わぬ夢。でも望みたい、こんな日常から抜け出して…非日常の世界で生きたい…
「思うことなかれ」
でも、それも今日で終わり…
「悔いはあれど終わりになる。」
そう言い僕は、身体を投げ出し、宙を浮いていた。その時、目の前に魔法陣が現れた。避けようとしたが、空中だったので避けれるはずもなく。そのまま、魔法陣を通り抜けた。そのまま落下してもう地面にぶつかる!!そんな時、なにかが聞こえた…
"異世界の物体に触れたことによりステータス機能を起動します……機能の起動を確認中……ロード中……ロード中……称号"
それでは、Bene ergo..."
◯◯◯
そうして僕は、そこで目覚めた。
「……あれ?……は?」
そこで目にした光景に驚きを隠せなかった。そこは、燃えさかる街の姿、ほかには、この世の者とは思えない、化け物が人々を襲う姿。そんな光景が目の前に広がっていた。
逃げなきゃ…そんなことを思っていた。
"…起きましたか…"
「…え?」
そんな声が聞こえ、辺りを見渡す。だけど、その声の主はどこにもいなかった。
〝…まぁ、とりあえず。貴方のステータスを表示します。……読み上げを開始…ロード中…〟
「…大丈夫だよ…自分で読むから。」
〝…了解…〟
「……はぁ~。どれどれ…」
えー、Lv.2 力:50その他諸々。称号もあったがよくわからん。…でも、今は、使えそうなスキルは……身体強化…うん??〝特殊能力〟……個数は…1つか。どれどれ?名前は…特殊軍事魔法〝
「…なんか凄く…右なんだけど…さておき、性能は…武器の段階的進化、時折暴走する。…まー…やってみるか!!」
そう言い僕は、服に隠していたSP-2を手に持ち、立ち上がり、そして構える。
ただ、目の前に蔓延る化け物達を殺すために。
◯◯◯ー同刻 兵庫県ー
「…はぁ…はぁ…クッ」
「キシャ…キシャシャシャ」
拝啓
母上へ、
今母上は、天国でどうしていますか?バカ息子は、今ゴブリンみたいな化け物?に追いかけられています。
一時間前急に、ゲームのステータスが目の前に現れ。キャッキャキャッキャしてたら。外から悲鳴が聞こえ。外を見ると、人が化け物に襲われいました。どうせ映画の撮影をしているのだと思いました。なので趣味の刀の手入れをしていました。 そんな時、窓の方からベチャなんていう音が聞こえ。窓を見ると、ぐちゃぐちゃになった人の◯体が窓に張り付いていました。その◯体にビビって大量の食糧が入ったリュックと刀を持って逃げました。…そして、いま頭の中に浮かんだことを実行しようと思います。失敗したら天国で会いましょう…それでは。
「…禁獄之禁書…邪見裁き之王…
私は、そう唱えた。その時、とても恐ろしい気配が感じられた。その気配に私は、恐れてしまって、私は、足が一瞬止まってしまい。化け物に隙を見せてしまい。そのまま化け物は飛び掛かって襲ってきた。
…ヤベ…/(^o^)\オワタ
『…五之裁き、、、憤怒…壱式 〝
「…へ…?」
そんなほうけた声が出てしまった。なぜなら目の前で異様な気配を纏う女性が化け物をすべて殺していたからだ。
『……はぁ…封印されてたから鈍ってるな…たく、本当忌々しやつだ…』
「…あ、あの~?」
『…あ?…あ~うん…呼びたいときに呼んでくれ。…じゃ』
そう言ってその女性は忽然と消えてしまった。…あれ、やばくね?………こんなにおかしなことが起こっているんだ。もしかしてあのステータスて…地図機能あったりして…
「…ステータス。…あれ?……なんで………」
◯◯◯ー東京ー
「……妖刀〝羅刹〟奥義【
現在僕は、渋谷スクランブル交差点の上空で竜に刀を突き刺して落ちている。そうして、着地し、辺りを見渡した。そして化け物たちは、都市から離れていった。そうして生き残った人々は、歓声を上げた。
「…いや、アンタすごいな!!」
そう言いながら見知らぬ男は近づいてきた。
「…あ、ありがとう。」
「俺の名前は
「…あ、よ、よろしく。ぼ、僕は
「おうよ!!よろしくな三笠!!」
そんな話をしていた。……どうせ今頃世界も同じ様になってるのかな。
〝えぇ、そうですよ。〟
「……!!」
…驚いているようですね。…私は、ナビゲーションシステム''certification
type jp''です。ステータス等の起動の仕方は、''起動''ただその言葉を念じるだけです。……それでは。
そう言ってcertificationtype jpと名乗った声は聞こえなくなっていた。
◯◯◯ーUSー
「我々は、今から計画『天使』を実行する。」
その言葉を聞いて会議室はざわつく。
「何故ですか!!」
「その計画は今やることですか!!今その計画を実行したら、第三次世界大戦の始まりですよ!!」
「……いいから聞け…」
そんな低い声が聞こえ、静寂がやってきた。
「今、我々は、やるしかないんだ。じゃないと……」
◯◯◯ー兵庫ー
「……やっと、やっと。山から出れたー!!」
私はそう、叫んでいた。
「…いや~ね。。こう、なんだろ。街まで出れたのはいいけど。どういうこと?」
私は街まで出てきた。だけど街は崩壊していた。建物は崩れ道路には大きな穴があき。周りには、死んだ人たちの亡骸。
他に人が生きているのかわからないほどに街は、荒れていた。
…確認…
ボーっと立っていた。そんなときに声が聞こえた。その声が聞こえ、私はあたりを見渡した…だけど声の主は見つからない。
「…まぁ、いっか。」
そう私は、言って歩き出した。
そうして数分後、私は、見つけた。ゴブリンらしきものの◯体が山積みになっていて、その上に人が座っていた。
「……フゥー」
一服が済んだのか座っていた人が立ち上がった。
「…お前…だれ?」
立ち上がった人の顔を見て驚く。そこにいたのは、額に二本の角が生えた美人さんがいたからだ。
「…あ、あぁ…僕は柊、
「…ふーん、蒼華か…よろしくな蒼!!」
今日この日から鬼の女性との関係が始まったのだった。
◯◯◯ー愛媛県松山市 松山海軍航空基地跡ー
「おい!!杉田今日は飲むぞ!!」
「ちょ菅野さん今そんなことをいってる場合じゃないでしょ!!」
愛媛県松山市 松山海軍航空基地跡に明かりが灯っていた。そうしてそこにはA15号機と紫電改の2機があった。
◯◯◯
「…さぁこれからどうしますか提督。」
「加来君これからどうするか。」
そう言いながら私は、自らの分身の航空母艦飛龍の艦橋から外の景色を見ながら加来君に聞く。
「我々の國は負けたのかね。」
「恐らくそうですね。」
「そうか...。」
日本近海に一つの艦影があった。その艦影はミッドウェー海戦により沈んだ航空母艦''飛龍''である。
◯◯◯ー北海道函館市 五稜郭ー
「ハッハッハ!!飲むぞ沖田!!」
「ちょ、やめてください土方さん。」
そんな二人を見て俺達は、笑って晩酌をしていたのだった。
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