方言詩 春分特別編

栗栖亜雅沙

夜はさよならと言わね

夜ど朝のはざまを見でために

一晩中起きでだ


ちょぺっと目離したすぎに

コーヒーなんが飲もうどしだっげ

(したところ)

いづの間にが朝が来でだ


夜はさよならど言わね

朝はおはようがすど現れる

流れ星みでに現れでは消えでいぐ


声にならねため息が流れ

心は霧の舟の上

どうしようもなぐ揺れでいる

虹の橋があっだら

ちゃっちゃど(すぐに)

渡だっで行けだのに

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る