*side遥香

第69話

ある日のこと。



今日は、学校が休みで珍しく家にいる湊汰。なんか、開校記念日とかで休みらしい。



琉生もあたしのお母さんたちと出かけてるからいないし…



つまり、家にはあたしと湊汰の二人だけなのだ。




「ねぇ、湊汰。」



「ん、どうした?」



「せっかく休みなんだし、どこか行こうよ!」



「却下。」




あたしの問いかけに即答。



ふんっ!

なんだ、そんなに早く答えなくてもいいじゃんか!




「あ、もしかしていじけた?」



「そんなことないもん…」



「俺が出かけたくない理由分かる?」



「えっ?」



「当ててみて?何で出かけたくないか。」



「湊汰が出かけたくない理由?」



「ああ、」



「んーと…面倒くさいから、とか?」




「バカ、そんなんじゃねーよ。だって、せっかくの休みだろ?だったら、遥香と二人で家でゆっくりしたいんだよ。」



「湊汰…」



「分かった?」



「うん、」

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