第3話「夢の正体」

 その日の帰り道。


 豊は考えながら歩いていた。


 「そういえば、最近やたらと部長に推薦されてるんだよな……。」


 生徒会のメンバーが卒業して、次の幹部を決める時期。


 豊は、人と協力して成果を出すことは得意だが、競争やリーダー争いが苦手だった。


 「豊くんなら、みんなをまとめられるよ!」


 「部長向きだと思う!」


 「推薦、しとくからね♪」


 こうして、いつの間にか「次期生徒会長候補」になってしまったのだった。


 「あっ……。」


 豊は気づいた。


 王様の夢って、まさかこれのこと!?

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