スィレナの花

るーみりおん

第1話 わるい夢

僕が目を開けたとき、目の前には透き通った綺麗な水の中。

(あれ…なんで僕は水の中に?……)


それで僕はふと思い出した


(あ……また"あの夢"だ…)

"あの夢"というのは僕が小学2年生だった頃に起こったときの話


僕が小学2年生だった頃、弟のこうがまだ幼稚園児だったときだ。

仲良しだった俊司しゅんじ笑奏えなで一緒によく海へ遊びに行った。

海に入るのが好きだった僕と俊司と笑奏



ある夏休み前の放課後、いつも通り僕と俊司と笑奏で海に行った

いつも親がいるのだが今日は3人とも親が全員出掛けていた


だから新鮮な気持ちで海に入った。


しばらく浅瀬で遊んでいたが僕は物足りなかった

だから少し沖のほうへ行ってしまった。

2人を置いて……

成人男性の身長では足がつかない程まで遠くへ行っていた

その時何かに引っ張られる感触がして、下へ沈んで溺れた


意識が遠のいていくの中、黒い影が見えた

小学2年生の頭で考えた。人だ。いやなにか違う。

しっぽが付いてる、まるで魚みたいな。

そこで意識が途切れた

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