第21話への応援コメント
倫理ってなんでしょうね。塔を登る少女と見せ物をしていた集団、研究者らしき人物……。
罪と罰がこの世界では永遠に塔を登り降りするだけだなんて。
作者からの返信
塔を登る少女は無垢でありながら、他者の命を奪うことにためらいがなく、管理者たちは善性を強制しつつ苦しみを罰として課す。
倫理の曖昧さと罪と罰の矛盾に満ちた世界。
倫理観がぐるぐるの迷子。
管理者たちの視点から見ると罪人は更生の対象じゃなくて、罰を与えることで意味を生む存在。あるいは利用できる道具にすぎない。これは罰なんだからで全て正当化されると思っている。
塔を登る少女、見世物にする集団、管理する研究者たち。みんなそれぞれの何かしらの考えや正しさを持ってるけど、結局は罪と罰のループから抜け出せない。
長々と書きましたが、一言で言うとろくでもない世界となりますが……。
感想、ありがとうございます。
最終話 旅の終わりとはじまりへの応援コメント
ものすごく壮大なラストでした。……いやはや、そうきましたか。
作者からの返信
希望と執着が交差する場所、物語の終着地までお付き合いいただき感謝します。
深い考察と趣のある感想に支えられて、ここまで訪れることができました。
本当にありがとうございます。