第36話

しかし、この時 既に、二人の周りは火で囲まれてしまい、逃げ道が無かった。


ディーン「ミック、サラを乗せて行けるか?」

ミックは頷くが、足から血が流れている。


私は、ミックに寄り添い

「ダメ。こんな足では動かすのも辛いはず。無理はされられない」



次第に火が二人に迫ってきていて、吸う空気が熱くなり呼吸するもの辛くなってきた。


ディーン「サラだけでも助ける…」


サラに覆いかぶさるように抱きしめていた。

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