第37話覚悟

「彦真はまだ戦わないといけない奴らがいるでしょ、此処は任せて」

「でも、玲奈さんは戦闘要員ではないでしょ?」

「私だってれっきとした皇護のメンバーなんだからちゃんと戦えるわよ、ほらさっさと行った」

「分かりました、お願いします」

俺はここを玲奈さんに任せて走った。


俺はしばらく走って、宮中三殿前まで来た。

そこに久遠と囚われの柚葉がいた。

「柚葉!!」

「待てよ、この娘を助けたければ俺をなんとかしろよ」

「久遠」

久遠は真っ白な着物を着ていた。

「なんだその恰好」

「此処は宮中三殿前この場所は皇居の中心にある、神道の儀式が行われる最も神聖な社殿だ、儀式の場所にしてはぴったりだろ?」

「儀式って何をするつもりだよ」

「娘のいる位置には魔法陣がある、それを使えば日本は忽ち炎の包まれる」

「そんなことして何人が死ぬと思ってるんだ」

「数は減少するだろう、だがその儀式に生き残れば神のお導きということだ」

「神?」

「そうだ、今までの日本に疑問はなかったか?」

「どう言うことだ?」

「日本は世界でも類を見ない程に歴史がある国だそれに皇族は世界でも認められ、天皇はどの国よりも歴史的な力がある。それなのに今の日本は権力を持った人間、汚れた政治家などによって力ないものは搾取され生きづらい世の中を作っている。俺はそんな人間を消して新しい国を作る」

「馬鹿なことを言うな、いくら悪人でもその家族には罪はないだろ」

久遠は失笑して答える。

「罪はなくともそれを受け入れてるのは事実」

「ならその政治家とかに罪を認めさせてそれでいいだろ」

「甘いな、俺達は何度も交渉してきただがそれを拒んだのは今の日本政府だ、それに

我々の中には新維新志士と言うだけで差別を受けた奴もいる、だからこの国はもう腐っているんだ、ほっといてもそのうち崩壊する。もう手遅れなんだよ」

久遠の言ってることも一理ある、今の政治家やトップにいる総理大臣も疑わしい疑惑があるのも無視はできない。だが無関係の人を巻き込むわけにはいかない。

「それでも俺はお前を止める」

「どうして?」

「無関係の人を巻き込むわけにはいかない、今だって柚葉を巻き込んでいるだろ」

「ああ、この娘か、確かに儀式が終わればどうなるかは分からないがそれでも必要な犠牲だ」

「もういい、俺はお前を殺す」

俺は最初対話を望んでいた、新維新志士の行ってきた行動は容認できないだがそれでも国を変えたいそう思って行動していたのは事実、だから俺は戦いの他の方法で向き合いたかった。

でも最後の言葉で俺は覚悟は決まった。

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