第8話 寝坊
寝坊して起きたのが昼前だったため急いで昼ごはんを作った。その後にSNSでエゴサをして夕方まではゆっくりとRPGゲームでレベル上げをずっとしてた。昨日の配信を思い出すとにやけながらだからこの様子を別の人が見たらキモがられるだろうなと思いつつもにやけ顔を辞めることが出来なかった。たくさんの人に褒められるという経験があまり無かったためやはり褒められるとゲームのモチベも上がってくる。
ランク上げをしてる最中も同期の柚希さんからメッセージが届いていたので返しながらゲームをしていた。案外マメな性格らしくすぐに返信が返ってくるので俺も返信をすぐに返すようにしていた。昨日寝る前にメッセージで苗字で呼んでもいいとのメッセージが届いていたのでVとしての名前も苗字で呼ぶことにしている。もちろん配信ではさすがに名前で呼ぶことにするがなかなか名前の使い分けも難しいなと思った。
たまに男女でこんなにメッセージ送りあっててもいいのかなとも思ったりしたが別に変なことも言ってる訳じゃないので大丈夫…だと思いたい…大丈夫だよね?ガチ恋勢に恨まれたりしないよね?と思いつつも楽しんでいる自分もいる。何より同期ではじめに話しかけてくれた人だからこれからも仲良くしていきたいと思っている。そう言えばコラボの約束もしてたんだっけなと思い出した。コラボの前にも他の同期への挨拶もした方がいいよね…?
悩みに悩んだ末今はいいやという結論になった。まずは目の前の問題…と言うかコラボの件について瑞希さんと話さなければいけない。
つい昨日コラボしたばかりなのに次の配信でもコラボ…とかはさすがにしたくないしいきなりのコラボになってしまうとやはり同期で配信歴も同じ位の人と話すのはちょっと難しいと思う。だから事前に何を話すかを決めながらFPSゲームを教えていきたい。けど昨日の参加型配信で瑞希さんも人をキルしていたので俺が教えることは無いのかもしれないと思っているところだ。だとしたらやはりFPSやめてゆっくりほのぼの遊べるRPG系のゲームにすべきか悩む。
昨日の参加型自体参加してくれたプレイヤーのレベルは相当高いはずなのでその人たちをキル出来るということはそれだけ俺の配信や切り抜きだけを見て基礎を叩き込んだということだ。
ゲーマーにおいてはすごい才能だなと俺は思った。そんな才能俺には無いからな。少し羨ましい。
色々悩んでる間に手が止まってることに気づきレベル上げを再開するがそれ以降考えすぎて何も手が付かない状態に陥ったのは言うまでもない。
時間も夕方に迫る頃合になっていたので俺は冷蔵庫の中身を確認して夜ご飯の調理の準備をする。
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夕食を食べ終わった俺は早速配信を始めることにした。
「どうもこんばんは!ブイユニ所属の新人VTuber嵩村優希です!いつもゲームだとさすがにみなさんも飽きると思ったので雑談配信をしていきたいと思います…!話題は特にないのでリスナーさんが最近あった面白い出来事や俺に聞きたいことを聞いていこうという配信にしていこうと思います!」
配信者として話題がないのはどうなんだと思うが実際家に籠ってゲームばかりしてるので話題という話題はほんとにない。春休み期間でしかも部活もやってないので外に出るのは買い物以外でほとんど外には出ない。少し肌寒いという理由もあるが。
【こんばんは〜】
【ばんわ〜】
【配信待ってた!】
【話題ないとかさてはニートか!】
「ニートとか言ったやつ裏来い!まだ学生じゃ!!」
【学生であんなにゲーム上手いの?】
【どれくらいゲームしてるんだよ】
【陰キャ仲間だ】
【↑ゲームは下手だろお前!】
などなどリスナー同士での殴り合いとも言う、だけどネタだとわかってるので誰も突っ込む人はいなかったのでスルーしていた。
「まあ実際陰キャではあるかな?学校での友達は全くいないし授業が終わったら即帰宅してFPSゲームして時間潰してるくらいだし。それでゲームの腕だけは上がったかな?」
【なんかごめん…】
【俺もそんな感じだけどゲーム上手くならねぇ…】
【望月 柚希✓:私の学校にもそんな子がいるけどまさかね…?】
【本物来た!】
【同じ学校とかって偶然はさすがにない…よね?】
「柚希さんみてくれてたんだ!その1人で帰ってることは仲良くなれそうかも」
【あれ?呼び方?】
【いつの間にそんな仲良く…?】
【まあコラボの約束もしてるしその話し合いの時とかに…?】
失言してしまったと思った時にはもう遅く色んな人が邪推してる。
「まぁ同期でたまに話すからさすがに上の名前じゃ距離感感じるからかな?」
【言い訳?】
【燃やす準備完了】
げっ、これで燃やされるの?と思っていたらコメント欄に予想外の人物が現れ場が騒然となった。
【清水 はじめ✓:俺のことははじめ先輩でいいぜ!】
【張り合い始めた?】
【まさかの展開w】
【びーのえる?】
「じゃ、じゃあはじめ先輩って呼びます、はい。よ、よろしくお願いします。」
心の中では既にはじめ先輩だったので今更だがまさか先輩が見てるとは思わなかった。少しキョドってしまった。
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<あとがき・裏話>
さすがにこんなこと書くのはダメだろと思ったんですが書かせてください!!V作品だと本名と配信名使い分けなきゃ行けないので登場人物を増やすとなるとやはり名前を沢山考えなきゃ行けない!!今のところ3名ですがそれでも分かりにくいなどのご指摘があれば返信します。それでも分かりにくいと思ったところなどじゃんじゃんコメントくれると嬉しいです。キャラが増えていったらまたキャラの自己紹介等々投稿したいと思います。V作品自体も書くのは初めてなのでこんな感じでいいのかとかも悩んでいます。感想欄で分かりにくいところや誤字指摘お願いします!長文失礼しました!次回もお楽しみください!
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