決着への応援コメント
星影が逮捕された時に見せた表情こそ、彼の本性なんでしょうね。彼は留置場の中でも超能力の存在を信じ続けていそうですね。
聖は相当怖い思いをしましたね……彼女は本懐を遂げられませんでしたが、星影逮捕で少しは溜飲を下げたでしょうか。
タイトルの意味、ここでようやく回収できました。死者7名ですか……星影が自らの妄想から起こした悲劇はあまりにも酷いですね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
聖による復讐劇のはずが、星影をターゲットに選んでしまったことでさらなる悲劇を招いたというのが今回の事件の顛末でした。あまりにも結果が甚大で、聖も恐怖と同時に、巻き込んでしまった人達への罪悪感を覚えたかもしれませんね…。彼女が助かったことがせめてもの救いでしょうか。
独白(5)への応援コメント
星影の殺意の動機があまりにも浅はか過ぎて驚きました。子どもの頃の憧れは理解できますが、そんな理由で七人もの人が殺されてしまったなんて……。
確かにここまでの独白を読んだ限りでも、聖のような深い怨念とか復讐とかが理由ではないので、あっけらかんとしたような感じがしました。しかも、次のターゲットをあっさりと聖と指名するとは(汗)。
聖はこのまま立ち向かうか、逃げるかが気になりますね。聖にとっても、星影にとっても、相手を殺す千載一遇のチャンスではありますが。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。最後の謎であった星影の動機は、子どもの頃の憧れが転じたものでした。他人からすれば信じがたいですが、彼にとっては正当な動機だったのでしょうか…。真相を知った上で本編を読み返すと、彼の台詞の意味が違って思えるかもしれませんね。
犯人と被害者の立場が逆転し、二人の命運やいかに。どうぞ最後までお楽しみください。
逆転への応援コメント
うわわわわ……前半のくだりを読んだ限りでは「H」は星影だと思っていたのに、まさか、聖の「H」だったとは!
ここで自分の予想は外れてしまいましたが(汗)、聖のターゲットはあくまで星影だけだったのですね。ここまではずっと甘い関係の二人でしたが、今は殺るか、殺られるかという恐ろしい関係になってしまったとは……。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
まさかの犯人とターゲットが逆転してしまいました。予想を裏切れてよかったです!
聖は星影を始め、実母の事故に関わってきた者達を殺すつもりでした。しかし実際に手を下したのは別の人間で……ここから本当の真相解明が始まります。
恋人のように甘やかな関係から一転、二人の関係は一気に殺伐としたものになってしまいました。果たして決着の行方は。どうぞ最後までお楽しみください!
現れた人格への応援コメント
やはり……もう一人の聖が全てに関わっていたんですね。いつもとまるで別人の、狂気を感じる雰囲気に、星影はまだ信じられない様子ですね。あの五文字のメッセージのラストは、星影のイニシャルと同じですから、自らの命を守らないとまずいですね。でも、これまでの流れからすると、星影は聖という人間を頑なに信じているようにも感じますね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
ようやく姿を現した別人格の聖。普段の大人しい聖とは真逆の性格をしていますね。ナイフで星影に斬りかかってきましたし、彼の血で血文字を完成させるつもりなのでしょうか。
これまで星影は聖を信じ続けてきましたが、別人格の聖を前にどんな反応を見せるのか。引き続きお楽しみください。
憎悪の裏側への応援コメント
遠藤の視点から描かれているのが面白いです。
彼のぶっきらぼうで投げやりな態度がどうしてなのか気になっていましたが、自分の中にある劣等感と、星影との出会いでそれが露骨にあぶり出されたことへの苛立ちだったんでしょうね。
彼は超能力など非現実なものを信じていないし、一見この事件から距離を置こうとしていますが、所々姿が見えなくなることがあるのでそこを他の宿泊者たちから怪しまれていますね。この章で彼の本心がどう描かれるのか楽しみです。
作者からの返信
Youlifeさん、ご感想ありがとうございます!
遠藤の視点から描かれる彼の心境。刺々しい態度の裏側にあるのは星影への妬心でした。自分にないものを全て持っている星影が遠藤は疎ましくて仕方がなく、それを気取られまいとして自ら疎まれるような行動を取っていたのですね。意図せず超能力に関わってしまったことが彼にとっての悲劇だったかもしれません。
事件とは無関係に思える遠藤ですが、果たして真相は…。間もなく解決編を迎えますので、引き続きお楽しみくださると幸いです。
隠された関与への応援コメント
忠岡も、色々苦労が多いのですね。
娘のくだりは、ガマ警部の家と同じですね(笑)。あちらも家庭を顧みない方でしたが……。
そして、悲美香の死のエピソードは驚きでした。
阿久津が関わっていたなんて……。
偶然の産物といえ、これが屋敷の中で起きている一連の悲劇とリンクしていると思うと、何とも切ないです。
阿久津が殺したいほど憎いと思っていた女性の存在も気になりますね。
作者からの返信
忠岡の家庭事情が明かされるエピソードでした。仕事面では頼りになる彼ですが、その分家庭を顧みなかったようで…家庭内の不和が彼をさらに家庭から遠ざけるという悪循環が起こっています。
悲美香の死には、堂前とエマだけではなく阿久津も関わっていたのでした。偶然、にしてはあまりにも事件とリンクし過ぎている気もしますが、何か関係があるのでしょうか…。
阿久津が憎んでいた女性は、言ってしまいますがエマですね。彼女に告白して振られた話が第四話で登場しています。
忠岡の調査への応援コメント
途中から忠岡の目線になっているのが面白かったです。
聖、やっぱり解離系同一性障害だったんですね……となると、彼女の中にいくつもの性格が存在している可能性はありますね。
彼女の過去の二重人格的なエピソードも、信ぴょう性をおびてきましたね。
館に居る誰もが(遠藤は違うかもしれませんが)、大人しいままの聖しか知らない可能性があります。となると、このまま放置しておいていいのか心配です。
そして、堂前の超能力への興味は、そのまま娘のためだったということもここで腑に落ちました。気になったのは、聖がこのような障害になった経緯ですね。
堂前は知っていたかもしれませんが……。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
独自の調査を進める忠岡。彼の視点により、他の人が知らない様々な事実が明らかになっていきます。
聖は解離性同一性障害であることが発覚しましたね。普段は大人しい彼女ですが、知られざるもう一人の人格が潜んでいるのでしょうか。そして別人格が事件に関与している可能性はあるのか…。
堂前のオカルトへの興味はただの趣味ではなく、娘を思う一心ゆえだったのですね。彼女が障害を発症した原因は何なのか、堂前はその経緯を知っていたのか、語られる時は来るのでしょうか。
混迷への応援コメント
忠岡ノートも、出栗までとは行きませんがなかなかの出来ですね。今回は夜未とこっくりさんのやりとりも再現され、ここまでの内容の振り返りができた所が良かったです。
しかし、こっくりさんの答えと、夜未や聖の行動には謎が多いですね。犯人はやはりこの中にいるんでしょうか……次の悲劇が背後に迫っていると思うと何か手掛かりが見つかれば、と願うばかりです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
議論の場を取り仕切っていることもあり、忠岡もよく状況を把握できていますね。事件の内容を振り返り、少しでも解決への糸口が摑めればよいのですが…。
意味深なこっくりさんの答え、夜未や聖の行動など、謎はなかなか解決しそうにありませんね。この後も悲劇は繰り返されてしまうのか…。真相解明につながる手がかりが得られることを願うばかりです。
少女の本心への応援コメント
夜未が遠藤の尋問に頷いたのは驚きました。ゴンちゃんの言うことを信じた、それだけ聞くと怖いですが、何らかの意図はありそうですね。殺されると予言した人物を以前口にしていたのも気になります。
最後に、残りのナイフも夜未が盗んだと遠藤が話していましたが、これはどうなんだろう?と個人的に思いました。単に怖いからという理由で毎回盗むのだろうかと、どうも引っかかります。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
最初にナイフを盗ったのは夜未でした。ゴンちゃんの言葉に従ったということですが、彼女は何を知っていたのでしょうね。事件が起こることを予期し、密かに身を守る術を探っていたのでしょうか…。
残りのナイフは、どうなのでしょうね。護身用であれば一本で充分な気もしますが、敢えて凶器を手元に集めることで危険を回避しようとしたのでしょうか。
なかなか解決の様相を見せない事件ですが、引き続きお楽しみくださると幸いです。
苦い罠への応援コメント
まさかの展開……前話のこっくりさんのお告げのとおり、犯人はやはりこの中にいるんでしょうか。
となると、今回のコーヒーを淹れた聖か、ブラックペッパーを入れた阿久津ということになりますが、どちらも動機が無さそうな気がします。
話はどんどん泥沼化していきますが、ひとまず、みんな助かることを切に願いたいです。
作者からの返信
こっくりさんは失敗、さらにコーヒーには睡眠薬が混入され、事態がどんどん悪化していますね。睡眠薬を淹れるチャンスがあったのは聖か阿久津ですが、その意図は何なのでしょうか?
みんなが生存して屋敷から脱出できればよいですが、果たして無事に目覚めを迎えることができるでしょうか…?
忠岡の推理への応援コメント
遠藤の印象を尋ねられて、星影が咄嗟に「正直苦手ですけど」と即答したのには笑ってしまいました。
それはさておき、遠藤の一連の行動も忠岡には怪しいと思われていたのですね。身内と言え、ひとつひとつの行動を検証すると確かに時間がかかっていたり、疑われる要素がありますよね。確かに彼の屋敷での一連の言動はやけに「焦り」のようなものも感じました。それは、この屋敷から出られないことだけなのかな、と……。
でも、いまいち動機が見えてこないですね。特に鳳凰殿が殺された件は……。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
星影は遠藤から目の敵にされていますから、苦手と感じるのは無理ないでしょうね。。
忠岡が疑っている通り、遠藤の行動には不自然と思われるものがありました。焦りの見られた彼の言動は、屋敷からの脱出を図るためなのか、それとも……?
動機は難しいですね。堂前ともエマとも遠藤は接点がなく、オカルト嫌いの彼からすればむしろ関わりを避けそうです。何か隠されたつながりがあるのでしょうか?
編集済
思わぬ障壁への応援コメント
折角朝を迎えたのに、今度はがけ崩れとは……。
偶然なのか、何か別な力が働いているのかは分かりませんが、これでは今日どころか、翌日、いや、下手したら数週間はこの屋敷から解放されないですね。
昨晩から続く生きるか殺されるかの切迫した状態、誰もが疑心暗鬼に囚われた居心地の悪い状態は、あまり続くと人間の体も心も蝕んでいくと思うのですが。そして、忠岡は気丈ですが、一人であの場所に行くのはちょっと危険なような……。
瑞樹さんのミステリーは、ガマ警部シリーズもそうですが、読む側をどんどん作品へと引きこんでいく不思議な力があると思います。僕はミステリーはあまり読んだことはないんですが、作中に出てくるさまざまな設定や状況、人物像など、どれもが手に取るように分かるので、毎回すごく楽しませていただいております。
この物語は推理を中心としたガマ警部シリーズと違って、いつだれが死ぬか分からないというちょっと怖いストーリー展開ですが(笑)、それも含めてとても興味深く拝読させていただいております。
次の犠牲者が誰か、考えるのは怖いですが……続きも楽しみです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
朝を迎えて脱出できるようになったかと思いきや、今度はがけ崩れにより退路を断たれてしまいました。運が悪いのか、それとも何らかの力が働いているのか…。まだまだ予断を許さない状況が続きそうです。
死体現場にも臆さず踏み込む忠岡は頼もしいですが、彼の行動は些か心配にもなりますね。勇敢さが仇とならないとよいのですが…。
ミステリーについてもお褒めいただき嬉しいです。私はそれほどミステリーを書き慣れているわけではなく、難しいと感じることも多いのですが、それでも楽しんでくださる方がいるのは有り難いですね。こちらの作品は木場シリーズよりも本格的なミステリーを目指し、かつリアルタイムで事件が起こっているため、推理とサスペンスを同時に楽しめる内容になっているのではないかなと思います。
第三の事件は起こってしまうのか…。引き続きお楽しみくださると嬉しいです。
見取り図① 堂前の屋敷への応援コメント
見取り図も、あるんですね。印刷して確認しながら読むようにします。ありがとうございます。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。印刷までしていただき恐縮です。
見取り図を確認しながら読むことで、事件の様相がより明確化するかもしれません。ぜひご活用ください。
悪夢のささやきへの応援コメント
不気味な展開になってきましたね。
愛らしくか弱そうな聖。しかし彼女の恐ろしいエピソードがどうしても頭をよぎります。さらに、謎の声まで……ラストに書かれた予言の数々、そして前回の謎の五文字。王子様が星影でないことを祈りたいです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
か弱い乙女といった雰囲気の聖ですが、そんな彼女には似つかわしくない言葉が聞こえてきました。聖の過去のエピソード、そして五文字のメッセージと何か関係はあるのでしょうか…。
ちなみに「王子様」は、プロローグにも登場しています。
予言の再来により不気味さを増す物語。夜明けを迎えた後はどんな展開が待っているのでしょうか。引き続きお楽しみくださると嬉しいです。
検証(2ー3)への応援コメント
謎の文字からはじき出した「DEATH」という言葉と阿久津の説明、そして出栗によるこれまでの経過整理……。
あと少しで夜が明けるとは言え、何だかちょっと不吉な予感がしてきました。
「あと三人、犠牲者が必要」という言葉が怖いですが、可能性があるとすれば……。星影への悪い予言が当たらないで欲しいです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
阿久津によって示された新たな可能性。犯人が本当に「DEATH」の血文字を完成させようとしているのであれば、事件は後3回繰り返されることになってしまいますが…。星影への予言のこともありますし、不吉な予感は拭えませんね。無事に朝を迎えられればよいのですがどうなるでしょうか…。
編集済
検証(2ー2)への応援コメント
悲伝院の復讐……ガマ警部シリーズの花荘院を思い出してしまいました(汗)。
悲伝院といい滝沢といい、姿を見せていないだけで怪しまれるというのが何とも……でも、今のところそれ位しか、犯人の手がかりがないということなんでしょうね。館内にいる皆が徐々に疑心暗鬼になっていく様子がひしひしと伝わってきます。
滝沢の最後の言葉が、気になる所ですね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
肉親を殺されたゆえの恨み。花荘院と重なる部分がありますね。悲伝院美智流は放送終了後から姿を見せていませんが、彼女は事件と関わりがあるのでしょうか? 疑惑の目は滝沢にも飛び火し、解決の糸口を探るのはなかなか難しそうです。
滝沢が現場で見つけたものが、事件をさらに複雑にしていきます。
検証(2ー1)への応援コメント
くしくも遠藤に近い考えで星影を疑っていました(汗)。
阿久津も言葉だけ聞くと怪しそうですが、同一人物の連続殺人と考えた場合は、可能性が低くなってしまう訳で……難しいですね。
集まった宿泊者が疑心暗鬼になって犯人捜ししている中、犯人は心の中でほくそ笑んでいるのかもしれませんね。
個人的には、星影の他に、この話には登場していない聖が気になっています。彼女が子供の頃のエピソードがどうも頭から離れなくて……(笑)。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
星影はエマと最後に会った人物ですし、疑わしい点はありますよね。阿久津も、エマに対しては動機がありますが堂前との関わりは不明で、連続殺人の犯人と考えるのは難しいかもしれませんね。
疑念が深まるばかりで一向に犯人の目星が立たない状況。これで笑っていられるのは犯人だけでしょうね……。
聖は、一団の中にいます。星影が彼女を迎えに行って全員で談話室に集まっている状況ですね。彼女の子ども時代のエピソードは事件に何か関係があるのでしょうか?
別れは突然にへの応援コメント
後半からは、星影からエマの視点で描かれてるのですね。ここまで拓人のために必死に再起を図ろうとしたエマが不憫でなりません。
しかし、一体誰が……途中から消えた星影も怪しいと感じていますが(汗)。
後半の描写、現場の様子がまるで映画やドラマのように手に取るように伝わってきてきました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
エマの心情に入りやすくするため、かつ襲撃時の臨場感を出すために後半はエマに視点が移っています。大切な一人息子のため、身を粉にしていたエマですが想いは報われず……我ながら不憫な結末を書いてしまいました。。
襲撃者の正体は何者なのでしょうね。星影と入れ替わりで現れたことには何か意味があるのでしょうか。
エマの恐怖を体験していただけるような描写を心掛けたので、ご注目くださり嬉しいです!
蘇る予言への応援コメント
読み進めるうちに、エマや阿久津の予言がすっかり頭から抜け落ちていました。
ここまでの経過を経てから改めて予言を思い出すと、自分の身にも危険が及んできていると思いたくなりますよね。もうみんなそれぞれの部屋に散り散りになって、何が起こってもおかしくない状況ですし……。
星影の夢に出てきた「影」の描写が巧すぎて、まるで映画のようにその場面が目に浮かんできて、星影だけではなく自分もちょっと怖くなりました(汗)。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
最初に予言を聞かされた頃はまだ事件が起こっていなかったので、星影も挨拶程度にしか考えていなかったと思います。しかし実際に事件が発生し、予言が急に現実味を帯びてきました。全員が一人になって危ない状況の中、予言はどのような意味を持ってくるのでしょうか……。
影の描写をお褒めくださり光栄です。星影の恐怖を表現しようとホラー色を強めにしました。こんな夢を見たら二度寝はできなそうです。。
編集済
六人目の超能力者への応援コメント
聖が超能力者だったとは……だから堂前は、娘の役に立つことがあればという思いから、超能力者たちを一堂に集めたのですね。
でも、聖の過去のエピソードにも気になる点がありますね。彼女に危害を及ぼした者は痛い目に遭いそうな気がします。
そして、誰が殺されるか分からないこんな状況で、解散して違う部屋で一晩を明かすことに……また何かが起こりそうで怖いです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
番組の参加者以外にも超能力者はいたのでした。堂前がオカルトにこだわっていた理由がこれで明らかになりましたね。聖をいじめていた子達は超能力による被害を受けていたようですが、そこには彼女の意思があったのでしょうか?
議論は煮詰まり、一同は解散。ミステリーにおいては危険な状況ですね。果たして新たな事件は起こってしまうのでしょうか。
阻まれた退路への応援コメント
携帯は没収され、電話も使えなくなり、車のタイヤもパンクさせられ……。
これで完全に閉じ込められましたね。
たしかに聖は一番自由に動けそうですけど、彼女が短時間でそこまでやれるのか……?
館内にいる人達は焦燥感からみなお互いを監視し、監視され、次第に疑心暗鬼になっていきそうな予感がします。次の犠牲者が出ないことを祈りたいです。
作者からの返信
携帯電話も固定電話も使えず、さらに車をパンクさせられ、外部との接触手段は完全に断たれてしまいました。時間的に一番余裕があったのは聖ですが、これらは全て彼女の仕業なのでしょうか?
殺人があった屋敷に閉じ込められる格好になり、関係者が疑心暗鬼になるのは避けられなさそうです。惨事はここで終わりになるか。引き続きお楽しみいただけますと幸いです。
検証(6)への応援コメント
出栗のノートは、ここまでの流れを整理してあって読者側から見ても分かりやすいと思いました。こうしてみると、アリバイはあるものの離席している人達も晩さん会に参加しなかった人達も堂前を殺せる隙はあるようにも感じますが……。ガマ警部のシリーズと違って登場人物誰もが犯人になる可能性を持っているので、彼らのアリバイがこれからの物語展開の中でどう切り崩されていくかが楽しみですね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
推理ものはどうしても情報が多くなるため、整理のためにノートを導入してみました。自分が読み手の場合でもこういうまとめがあると助かるので、分かりやすいと言っていただけて有り難いです。
関係者それぞれに離席や空白の時間があるため、誰が犯人かを絞り込むのが難しいですよね。リアルタイムで事件が起こっていることもあり、関係者の行動一つ一つに注目することが必要になりそうです。
見取り図③ 書斎への応援コメント
事件が発生し、いよいよミステリーという感じがしてきましたね。
堂前の前の席が空席だったこと、そして彼が全員の携帯電話を預かった辺りもちょっと気になっていました。
堂前が死んで携帯がどこにあるかもわからなくなり、超能力者や星影たち番組スタッフを含めた全員がこの屋敷に閉じ込められることになりそうですね。
遠藤も、わざわざ戻ってこなくてよかったですよね(笑)。
ここからさらに面白くなりそうです。
作者からの返信
Youlifeさん、ご感想ありがとうございます!
事件が勃発し、一気にミステリーとして始動していきます。堂前の行動も気になるところで、座席の配席や携帯電話の預かりに何か意図はあったのでしょうか?
家主は死亡、携帯電話の行方もわからずで、出演者もスタッフも屋敷から出られなくなってしまいましたね。遠藤も、携帯電話を取りに戻ってきたばかりに事件に巻き込まれてしまいました。彼も他のメンバーも、無事に屋敷から脱出することはできるでしょうか? 引き続きお楽しみください!
編集済
英国紳士への応援コメント
ここまで拝読しましたが、堂前の集めた超能力者たちは相当曲者揃いですね(笑)。それぞれの超能力者の猫写が細やかなので、その曲者ぶりがよくわかります。
星影、かなりやりにくそうです。おまけに星影に対し何やら不吉な予言めいたことを言う者もいて、精神的にもプレッシャーがきつそうに見えます。無事やり遂げて俳優として株を上げてほしいですが……これは相当な苦行ですよね(笑)。
作者からの返信
Youlifeさん、ご感想ありがとうございます!
はい、超能力者は相当な曲者揃いです笑 この人達を一度に相手にする星影の苦労が忍ばれますね。。何人かからは不吉な予言も言われていますし、本番が終わるまで胃がキリキリしそうです。
次回で第一話は終わりです。番組や星影の行く末を引き続きお楽しみください!
出演者への応援コメント
登場する超能力者たちのプロフィールが凄く面白いですね。
それを悉く笑い飛ばそうとする遠藤のセリフも面白いですが(笑)。遠藤はどこかしら、たまご食堂の涼太のようなクールな雰囲気がありますね。
堂前が自らIQ200の小学生の親に声を掛けたというエピソードが驚きましたね。
彼がそこまでなりふり構わずオカルトに捧げていく理由、すごく気になります。
作者からの返信
Youlifeさん、ご感想ありがとうございます!
占い師や黒魔術師といった名称で各超能力者の特徴を一言で表しつつ、キャラクターが被らないようにしました。面白いと言っていただけて光栄です。
遠藤はクールでもあり皮肉屋でもありますね。捻くれたところは確かに涼太に似ていますね。
個性的な超能力者の面々も、堂前がオカルトにこだわる理由も順次明かされていきますのでお楽しみに!
編集済
あとがきへの応援コメント
2022年の作品ということは、あの「ハートレス・ケア」と同時期に書いていたのでしょうか? 色合いの違う作品を同時に書けてしまうのは凄いです。
確かに木場シリーズは確かに謎解き要素はあっても、基本的に木場とガマ警部のコンビが難事件を解決していくという流れは同じでした。でも、今回は素直に登場人物の動機や動きだけ追っていては、真犯人は分からなかったですね。最初は遠藤が犯人だと思っていましたし(笑)。
所々に見取り図や振り返りを入れたのも、読者が情報の整理をするのに役立つ素晴らしい工夫だと思いました。
意外な結末である上、誰一人として幸せになれないラストではありましたが、こういうのも終わり方の一つとしてアリだと思います。僕も一度公募に挑戦した時、展開がある程度読めると評されてしまったことがありました(汗)。
物語の展開の仕方や終わらせ方って、結構悩みますよね。
生き残った聖や夜未がどうなったのかが気になりますが、きっと彼女達なりの幸せを見つけていると信じて……。
毎回楽しく拝読させていただきました。完結、本当にお疲れさまでした!
作者からの返信
Youlifeさん、本作を読了いただきありがとうございました!
そうなのです。本作は「ハートレス・ケア」と並行して書いていました。この時期は一番時間があったもので、ファンタジー小説の「緑風のヴァルキリア」も同時に書いていました。毛色の違う作品を同時に書くことは大変さもありますが、逆に気分転換にもなりましたね。並行したからこそ、過度に煮詰まらずに書き進められたのかもしれません。
見取り図は現場の状況を把握しやすくするため、振り返りは推理を促進するために取り入れました。おかげでより本格ミステリーらしい作品にできたのでは思います。
ミステリーである以上、展開の意外性は欠かせないものですが、登場人物を幸せにしてあげられないのは作者としては心が痛い…。夜未や聖のその後について構想はあるのですが、それを作品に落とし込めるかどうかは未知数です。忘れた頃に書くかもしれませんので、あればいいな、くらいの気持ちでお待ちいただけると幸いです。
他の作品でもそうですが、毎回丁寧な感想をいただけて大変励みになりました。ありがとうございました!