第38話 告白2

ーコンコン



「美姫です。お話しがあって来ました。


急ですが宜しいでしょうか?」



「どうぞ」



ドアを開けると、


碧人様は机に向かって、


書類を見ながらサインをしたりしているようで、


こっちは見ないで、「どうしたの?」と聞かれた。



確かに機嫌が悪そう。


告白するような雰囲気ではない。



ーでも色々誤解されているままでもいたくない。



私は覚悟を決めて、



「わ、私碧人様が好きです。


他に好きな人がいたり、私のことが好きじゃなかったとしても…


私が碧人様を幸せにします!!」



と叫んだ。



プロポーズみたいになっちゃった。



私はおそるおそる碧人様の方を見ると、


碧人様はすごくビックリしたようで、


持っていたペンを落として、こっちを見ていた。


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