第13話 悪役令嬢計画①-1

そして、


翌日、翌々日と続けて碧人様から直接お昼ご飯の誘いを受け、


2日間ともサンドイッチをあーんと食べさせてもらった。




すごく嬉しいし、


夢のような時間ではあった。




が、毎回碧人様が教室まで呼びに来るので、


このままだとクラスメート、


特にさつき様に、私たちが上手くいっていると勘違いされないかが不安だった。




 よし、昨日思い付いたあの計画をやってみようー。




私はさつき様に「ちょっと宜しいかしら」と言って、廊下に連れていった。






私の計画とは、


さつき様に『きつい言葉をかける』


→さつき様が泣く


→私をお昼休みに誘いに来た碧人様がその現場を目撃する


(おそらくクラスメートが、私がさつき様を呼び出したことを伝えてくれ、碧人様が私を探してくれるはず)


→さつき様を慰め、私を怒る


というものだった。




本当はさつき様にきついことも言いたくないし、碧人様にも嫌われたくないー。


でもこれしか思い付かなかった。

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