【3】 ピアサポート活動事前演習
(ア) 病棟訪問打合せ 《前半》
舞台は、「ハヤシ・センチMENTALカレッジ」の「海野ゼミ」の教室内。教授の海野と、学⽣の古⽥、桝井、重森、林が、囲むように着席している。
まもなく、海野による授業「ピアサポート活動事前演習」 が始まる。
【海野】
では、時間になりましたので、授業を始めます。今⽇は、実際に「ピアサポート活動」を⾏うにあたっての「事前打ち合わせ」を⾏いたいと思います。
私たちは、来⽉頭の⾦曜⽇に、「ハヤシ・センチMENTALカレッジ附属病院・精神科病棟」の患者さんを、訪問することになっています。
その時に⾏うことを決めていきましょう。みなさん、⾃由に議論してください。
【林】
では、私から。患者さんは、⼊院⽣活できっと、退屈しておられると思いますので、なにか楽しいことを、企画して差し上げるのがよいと思います。
【重森】
なるほど。例えば、どんな企画がよいでしょ うか?
【林】
茶話会はいかがですか? お菓⼦やジュースを持って⾏って。
【桝井】
せっかくお会いするのですから、ただおしゃべりするだけではもったいないでしょう。
「ピアサポート活動」なのですから、何か患者さんのためになることを、盛り込みたいですね。
【重森】
なるほど。それでは、普通のおしゃべりではなくて、何かテーマを決めて、患者さんと体験を共有するというのはどうですか?
【古田】
いいですねぇ。例えば、
「病気になって⼀番⾟かったこと」
なんていう話でしたら、共有しやすいかもしれません。
【林】
そうですね。私は、それがいいと思います。
【海野】
他のみなさんはどうですか?
【桝井・重森】
賛成です。
【海野】
では、ここまでをまとめますと、患者さんとは茶話会をする。テーマは「病気になって⼀番⾟かったこと」で、私たちは、患者さんのためになるような話をする。
よろしいですね?
【4人】
はい!
(イ) 病棟訪問打合せ 《後半》
【海野】
では、ほかの細かいところを、決めておきましょうか。司会進⾏はどうしますか?
【桝井】
患者さんを4つのグループに分け、俺たちがそれぞれのグループの司会をすればいいと思います。全体進⾏は俺がやってもいいですか?
【3人】
はい!
【海野】
じゃあ、桝井君、お願いします。あとは、ウォーミングアップはどうしますか?
【重森】
桝井君には司会進⾏⽂を考えてもらいますので、残り3⼈で考えて来られるものがいいですね。
「偉⼈の名⾔」を集めて、みんなで朗読するというのはどうでしょう? 名⽂を朗読するというのは、「こころ」にも体にも良いと思うのですが。
【古田】
それは、名案ですね! こころが温まって、本題に⼊っていきやすくなると思います。
【林】
そうですね。そうしましょう。
【海野】
では、3⼈には「偉⼈の名⾔」を集めてきていただきましょう。ほかに決めておくことはありませんか?
【林】
では、私から。訪問といっしょに、新聞のようなものを掲⽰させていただいてはいかがでしょう?
例えば「センチMENTAL新聞」というのはどうでしょう?
【桝井】
いいですね。きっと患者さんにも楽しんでいただけるでしょう。
【重森】
そうですね。私も賛成です。
【古田】
僕も。
【海野】
では、訪問と併せて、新聞も持っていくということで⾏きましょう。中⾝はどうしますか?
【桝井】
当⽇まで時間が限られておりますので、あまり負担にならなくて、なおかつ患者さんに、楽しんでいただける内容が良いと思います。
【古田】
そうですね。それなら、例えば、地域のいろいろなことや、⾝の回りのことの写真を、たくさん撮って掲載するというのはどうでしょう?
⽂章をたくさん考えるのは⼤変ですが、写真を撮って編集するくらいなら、⼤きな負担ではないと思うのですが。
【重森】
そうですね。それがいいと思います。編集作業はどうしますか?
【林】
それは私にやらせてください。お姉ちゃんがウェブデザイナーをやっていますので、いろいろ⼿伝ってもらいながらできると思いますので。
【海野】
なるほど。それは助かりますね。みなさん、林さんにお願いしてもいいですか?
【3人】
はい、お願いします。
【林】
わかりました。
【海野】
それでは、決め事は以上でよろしいですか?
【4人】
はい!
【海野】
それでは、事前演習「病棟訪問打合せ」はこれで終わりにします。みなさん、当⽇まで、新聞の⽅、よろしくお願いします。
当⽇は、現地の1階ロビーにお昼12時に集合です。お疲れさまでした。
【4人】
ありがとうございました!
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