第2話 友達の好きな人

僕が学校につき教室に入ると

「美土」

とクラスで一番ヤンチャなケタルに声を掛けられた。ケタルは日本とインドのハーフ。

「おっ、どうした。」

と返事をすると、さっきまで笑顔だったケタルの顔が真顔になった。そして、

「オレ好きなやつデキタデス。」

と視線をまっすぐに僕に向けて言った。そのまま流されるかのように

「誰だれ。」

と聞いてみたものの返事がない。教えてくれないのかと少し残念な気持ちになった時、

「シハラエマ」

とだけつぶやいた。

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