第6話「うん、こいつら化けもん」
将棋という盤上遊戯を使ってたのし…知能育成プログラムを始めてから早11年、あれから他の修行も始め、勇者と子竜はさらなる成長を遂げました。
まず勇者、赤ん坊の頃は光の玉を放つ事しか能のなかった彼ですが、なんとあら不思議、竜の魔法に下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法、禁忌魔法などなど様々な魔法を手に入れた上に魔力をそのまま具現化させるようにまでなったではありませんか!
…意味わかんねぇ。ただの人間なら普通127億年くらい?かかるはずの物を、たった11年で全部獲得しやがった…スキルの方もユニークスキル5つ持ちとかいうチートっぷり。勇者ってのはこんな奴ばっかだったのかな…?
あっもちろん道徳の授業はしてるよそうしないと魔王側に着くかもだからね…これホントに異世界か?もっとこう…モンスターとか倒しながら成長してくんじゃないの?明らかにおかしいよねこれ…
次に子竜について話そう。
子竜は人になりました。
え?何を言っているかわからないって?
仕方ないな解説してあげよう。
子竜が、確か5歳くらいの時に勇者と同じように人の姿になりたいって言ってきたんだよ(竜がめっちゃ悲しんでたね)、だから人化の術を教えてあげて人間の姿になれるようになったんだよね〜
そして人の姿になった子竜のスペックはコチラ!
まず人化の術によって人と同じような見た目になったけど実際にはその皮膚は竜の鱗と同じくらいの硬さでもちろんドラゴンブレスも吐けてたね、さらには竜の魔法に剣術、剣の召喚魔法、その他中級、上級魔法の一部、ユニークスキルを2つを手に入れてたね。でもね、この子のヤバさはここからなんだよね〜
ドラゴン覇気、これは魔族以外のありとあらゆる生物に対して恐怖や畏怖の念を抱かせることができる。ちなみに魔族の中でも怖がりだったり特に弱いものだったりすると効くようだ(実験済み)。
次に神王覇気、これは勇者も使ってるってかあの亜空間を破壊しようとしていた勇者の証みたいなやつの出す力で、あのとき卵に魔力と一緒にそれが入っちゃってたみたいでね…
しかもそれを自分の体で生成できるようになってんだから…
神王覇気の主な効果としては魔系統の種族に対してどんな状況であろうと自分が有利になれるようにするってやつ。
要するに世界を改変する力だ。
「はぁ…」
「どうかしましたか?お師匠様」
「いや、なんでもない」
今のが勇者、そしてそっちでずっと炎の中で魔法やスキルを鍛えている彼女が子竜である。
ちなみに勇者の名前はエリック・クラウンド
子竜の名前がエルカ・サニークラント
二人の名前は私と竜と勇者の両親とで話し合った。
そういえば竜の苗字ってサニークラントだったんだなぁ。
「よしっ2人とも少し休憩にしようか」
「「は〜い!」」
あれ?子竜、もといエルカがトテトテとやってきた。…なんかめっちゃ目をキラキラさせながら。
「エリック!師匠!ちょっと見てほしいものがあるのよ!」
「ん?どんなの?」
「そらとぶきのこでも見つけた?」
(そらとぶきのこってなんだろう…?)
「いいえ!そんなものじゃないわよ!その目を思いっきり開いてみてなさい!」
「魔法陣展開!『ウォーターボール!』」
「おぉ!すごいじゃん!」
「わぁ!すごい!」
「えっへん!」
これはすごい。竜には幾つか種類と属性がある。
風の竜、水の竜、地の竜…などなどそしてそれぞれの属性の魔法以外は苦手になるのだ。
そしてここの竜は火の竜、火以外の属性魔法は苦手なのだ。だと言うのにエルカは無詠唱でそれをやってみせた。
…うん、コイツラ化けもん。
➖️➖️➖️➖️➖️➖️あとがき➖️➖️➖️➖️➖️➖️
第六話いかができたでしょうか!
今回はちょっと説明過多になっちゃったかな?
次からは気をつけないと…
勇者達、ほんとに化けものになってきたね…それでは私はこれで…ここまで読んでくれてありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
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