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「あ、ありがと」
ちょうどそこへ、「片付きそうか?」と顔を出した由良さん。
「なんとかウィルのおかげで」
「そうか、お疲れさん。そういや家具と家電はどうすんだ?」
「えっと…」
「この後時間あんなら買いに行くか?」
その有り難いお誘いに「いや、あの、その、」としどろもどろな回答が溢れる。
言わなきゃ、と覚悟を決めて「あのね…」と口を開いたあたしを訝しげに見るふたり。
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