第29話【愛しのJack-o'-Lantern】
遅くなってしまった。
表面上は平静を装いながらもシザは信号で足を止められるたびに、腕の時計を見た。
これもそれも全部仕事でモタモタして、あの五月蠅いアリア・グラーツと小一時間小競り合いをした同僚のせいだったので、本当の所はボロ雑巾のように説教して二度とモタモタしたくなくなるようにぎゅうぎゅうに締め上げてやりたかったのだが、とにかくそんな時間も今日は惜しく「この話はまた後日に!」と睨みつけて出て来たのだ。
同僚であるアイザック・ネレスの嫌いな所はたくさんあるけれど、
ああいう融通が利かない所は一番嫌いだ。
頭の回転が速くないくせに、口数の多いアリア・グラーツとまともに殴り合いに行こうとする。結局予想通り打ち倒されて、倍以上の時間を掛けて「すみません」と謝るまで追い詰められるんだから。
「まったく、あの人もっと要領良くは生きれないんですかね……」
この世には要領のいい人間と、要領の悪い人間がいる。
シザは割と不幸な過去を持っているけれど、要領はいい方だ。
大学に通うようになって自分のそういう面を知った。
周囲の人間はもっと程度の低いことで思い悩んでいることに気づいたからだ。
要領のいい人間と、要領の悪い人間の違いは、
自分にとって何が大切かをしっかり把握しているかどうかだと思う。
要領のいい人間は自分が守らなければならないものが何かはっきりと分かっている。
だからそれだったり、それに関わる時だけ真剣に力を発揮するし、それに関わらないことならば放って関わらないでおけばいい。
アイザック・ネレスのように要領の悪い人間は、その時々の判断で何でもやる。
自分が気に食わなかったとか、
今は嫌だと思ったとか、
時には自分のことだけでは飽き足らず、隣の人間の事情にまで関わったりするからややこしくなる。それでいて彼らには全てを上手く収拾させる才気など無いわけだ。
状況を散らかすだけ散らかして、まとめる力が無いので、結局仕事の相棒とか同僚だとか、出来る後輩などがああいう人間の尻拭いをさせられる。
考えているとシザは段々自分が要領がいいのか悪いのか分からなくなってきて、
イライラし始めたので、とにかく待ち合わせ場所へと急いだ。
待ち合わせている相手は弟だったが、
シザにとってユラ・エンデは、弟という一言を遥かに上回って来る存在だった。
あの人もどちらかというと、要領の悪い人だった。
上手く立ち回るようなことが出来ない。
だけどあの人の側にいても、アイザック・ネレスの側にいる時のように見てて全然イライラしないのが不思議だ。
むしろその要領の悪さで困っている姿を見ると「愛らしいなあ」などと思えて来るので、まったく、愛とは偉大である。
その偉大な愛が、ようやく兄弟という場所から一歩踏み出した戸惑いから、彼の心を守ってくれるといいのだけれど。
◇ ◇ ◇
シザ・ファルネジアは【グレーター・アルテミス】で知らない者はいないほど顔を知られた存在だった。
当然街中に行けば人々が気づいて話しかけて来るけれど、すでに【グレーター・アルテミス】に移住して――、そして【アポクリファ・リーグ】に参戦して五年も過ぎた彼は、街中だろうと「今はプライベートな時間だから放っておいてくれ」という雰囲気を放ち周囲を遠ざけ近づけさせない術など心得ていた。
弟のユラはトリエンテ王国の名門音楽院を卒業後、音楽院所属の管弦楽団と行動を共にしながら、ピアニストとしての活動を続けていた。
【グレーター・アルテミス】に重点的に拠点を持って活動を続けるか、
それとも世界ツアーを主に行い、世界各国で活動を続けるか、
この数年はそういう、音楽家として自分はどのようにやって行くかを悩んでいたが、世界ツアーをしながら演奏活動を続けて行くということを、兄弟でも話し合って決めた。
まだ世に出たばかりなのであまり知られていないけれど、
大きな賞はすでに幾度か獲っていて、知っている者は知っているし、
(これからもっと顔が知られて行くんだろうな)
要領があまり良くない彼は、きっと色んな事を思い悩んだりするのだろう。
そういう時、要領のいい人間である自分が側にいれば、色々な支えになってやれる。
……だがそれは無理だった。
シザは【グレーター・アルテミス】を出国出来ない。
一歩でもそこから出ると、逮捕されるからだ。
シザは十六歳の時に母国だったノグラント連邦共和国で、幼い頃から自分を虐待して来た養父ダリオ・ゴールドを殺害し【グレーター・アルテミス】にやって来た。
事件発生前に弟のユラを先に入国させていたので、彼の事件との無関係は完全に証明されていて、ユラはどこへ行くのにも自由だったが、シザはノグラント連邦共和国の司法局からも、国際連盟司法局からも逮捕状が出ており、指名手配もされている。
養父の虐待が原因の正当防衛で行った犯行だったので、
裁判になっても無罪に十分持ち込める証言や証拠は揃っているけれど、
シザは裁判に掛けられるつもりは無かった。
【アポクリファ特別措置法】の養子項に、十五年新しい養父母の許で過ごせば過去の一切を免除されるという特例がある。
これでいずれ、自由になるつもりだ。
ただ、今はとにかく自由に出国などは出来ないから、遠くで活動する弟――、というより不器用な恋人を、側で守ってやったり支えてやることが出来ないのだ。
特に今回は、長らく先延ばしにして来た恋人になるかどうかという関門をようやく突破して、晴れて本当に恋人になったあと、仕事で二カ月会えずようやくユラが休暇で【グレーター・アルテミス】に戻って来た日だったので、多分この二カ月の間にユラの感情にも色んな葛藤があっただろうと思うから、とにかくシザは一刻も早く会って、抱きしめてやりたかったのだ。
いつもなら空港まで迎えに行くのに、今朝は【アポクリファ・リーグ】が急遽収録として入ってしまい、迎えに行けなかった。
勿論電話とメールでそのことを伝えたけれど「シザさんのお家はもう覚えたので、一人でも帰れるから大丈夫です。僕のことよりお仕事、怪我しないように気を付けてください」などとこちらを気遣う優しい声で承知してくれた弟の健気さに心打たれたシザからすると、
「もっと視聴者を盛り上げる映り方をしろ、ベテランのクセにまだそんなことも分からんのか」
「やかましいわ銃弾飛び交う状況でカッコいい映り方とか考えられるかバカ」
「今バカって言ったか」
「言ったぞいつもガミガミ説教しやがって女だからといっていつまでも俺が容赦すると思うなよ」
「容赦してくれなどと誰が言ったか掛かってこい」
「なにをー!」
などという同僚と上司の子供みたいな喧嘩を小一時間見せられたシザは『無の境地』みたいな顔になったことは言うまでもない。
シザは長い間、自分が誰かの恋人などになれるとは思って来なかったけれど、
少なくとも万が一なれたとしたって、ああいう人間たちとは絶対に恋愛はしたくないことだけははっきりと分かった。
とにかく、迎えにはいけないけれど今日はゆっくり食事でもしましょうとそれだけは約束をしっかり取り付けたというのに、あの二人のせいでその約束にも若干遅れてしまった。
本当に十分くらいだけれど、恋人との約束に下らない理由で遅刻するなど、シザの美学が全く許さないことだった。
……弟のユラは、人見知りをする。
人見知りというのはまだ優しい表現で、人込みや見知らぬ人たちの側に一人にされるなどという状況も苦手だ。
アポクリファとしての変化能力に付随する、感応能力を少し持っている彼は、周囲の人間の感情や雰囲気に敏感なのだ。
要するに、人よりも繊細なところがある人なので、まだまだ慣れていない街といい【グレーター・アルテミス】の首都ギルガメシュの街角に心細そうに一人で佇む姿など、想像するだけでシザは心が痛む。
ユラを十分待たせるくらいなら、
あの五月蠅い小競り合いを十分早く力技で粉砕して来ればよかった。
そんな色々なことを考えつつ、いつもの待ち合わせ場所に行くと、噴水回りに姿が無かった。
不安にさせてしまったのかなとシザが急いで携帯を取り出し、掛けようとした時――少し辺りを見回すと、側の本屋の前に立っている姿を見つけた。
ショーウインドウを見ているようだ。
(……?)
何をしてるのかなと思って眺めていると他にも数人、人が集まって眺めていた。
近づいていくと、ショーウインドウの中に設置されたルーブ・ゴールドバーグ・マシンを見ているらしかった。
ハロウィーンが近いので、それをモチーフに、お化けやジャック・オー・ランタンのぬいぐるみなどが、コミカルなタッチで描かれた世界観の中に仕掛けられた装置で動いている。
丁度今、設置中らしく、上手く動くか点検しているようだ。
数人のスタッフが巨大ショーウインドウの中で作業をしている。
幾つかのフロアに仕切ってありその中の一つが、
少女の人形がそこにある籠に小さなカボチャを入れるとスイッチが入り、
回転滑り台やギザギザ通路をカボチャが通り、ドミノを倒し、
驚いた猫のギミックが逃げるように動いたところ壁に激突し、
その震動で棚の上に置いてあったハロウィーン用の小さなカボチャが転げ落ちて、
どんどん穴の中に溜まっていき、
その重さに耐えきれなくなったところで金具が弾け飛ぶ。
そしてその弾け飛んだ金具が大きく弧を描いて飛ぶと、
遥か遠くの国で、
眠っている小さな男の子に悪夢の魔法を掛けようとしていたジャック・オー・ランタンの胴体を吹き飛ばして、
胴体が無くなったカボチャ男は、首だけがぽこん、と地面に落ちてただのカボチャに戻る……という仕掛けのようだ。
上手く行った仕掛けに、見物人から笑いと拍手が起こっている。
そこに混じって、微笑ましそうに仕掛けを見ているユラの顔を、シザはしばらく遠くから見つめていた。
見学人が散っていき、また試験が始まる。
そこに立ったまま、飽きない様子で見ている姿はシザを微笑ませた。
「ユラ」
呼んで近づいていくと、ユラが振り返った。
「シザさん」
「すみません、少し遅れてしまって」
シザはユラを抱きしめた。
遠巻きに、それを驚いているような人の気配は感じたが、
ようやく恋人との再会を許された喜びに浸るシザには、他者の好奇心などどうでもよかった。
「いえ。僕もさっき来たところだから、平気です」
ユラもシザを抱きしめて、優しい声で言ってくれた。
シザはまたショーウィンドウの中で動き出した装置の方を見た。
「これ。すごいですね。可愛いけど、よく出来てる」
ユラはあどけなく笑った。
「ユラ、こういうの好きですよね。グランドピアノの中とかもよく覗いてるし」
グランドピアノも鍵盤を動かすと弦が内部で動いている姿が見える。
あの姿がユラは好きなようで、ピアニストが演奏している所を見る時も、手よりも内部の弦がまるでルーブ・ゴールドバーグ・マシンのように賑やかに動いている様子を、目を輝かせてよく見ていた。
「はい。つい最後まで見ちゃいます」
「はは……」
「あっ。すみません、行きましょうか」
歩き出そうとしたユラの身体を片腕で抱き寄せる。
「……構いませんよ。最後まで見て行きましょう」
少しずつ、冬の気配が近づいてきている。
抱き寄せたユラの身体は温かった。
「……はい」
カタカタカタカタ……小さなギミックが一生懸命動いている感じだ。
繊細でいて小さなその世界観を、ユラは気に入っている。
要領がいいのか悪いのか分からない。
でも、
(僕とは全然違う。素直で、愛情深くて。一生懸命で)
シザは一度動き出したら必死に一直線に進むルーブ・ゴールドバーグ・マシンを優しい表情で見守っているユラを見て、愛しさを感じた。
彼という人を好きにならなかったら、
この玩具も、
自分にとっては何の興味もないものだったんだろうなと思う。
また上手くカボチャに戻ったので、ユラが観客と一緒に拍手している。
作業員はそろそろ大丈夫だろうと判断したようで、周囲の作業道具を片付け始めた。
その間にも、自動装置で玩具は動いている。
「ルーブ・ゴールドバーグ・マシンってシザさんに少し似てますね」
ユラが微笑いながら言った。
「そう……ですか?」
どのへんがだろう、と首を傾げる。
「なんか、動き出すと迷いが無くて……一生懸命で。
すごい緻密な仕掛けなんだけど、どこか可愛くて。
ぼく、とても好きです」
ユラはごく自然な感想だったのだろう、そう言って顔を上げると赤面したシザの顔が目に入って来て、ユラも自分が何も考えず何を言ったか、自覚したらしかった。
「ご、ごめんなさい……急にへんなこと言ってしまって……その……、」
恋人関係はまだぎこちない。
ずっと兄弟で生きて来た。
当分はこのままなんだろうと、そのぎこちなささえ長期戦で楽しむ覚悟は出来ていた。
そのシザにとって、あっさりこんな愛の告白をされて、不意を突かれたのだ。
「……いえ……」
シザはユラの体をそっと両腕で包み込んで、抱きしめた。
長身を屈めて、しばらく押し黙ったが、やがてユラの首元に顔を埋めて来た。
「ユラ……、今すごく貴方にキスしたい……。してもいいですか?」
「えっ!」
ユラは飛び上がった。
「えっ……と、」
遥かにシザの方が身長が高いのに、彼は下から綺麗な碧色の瞳で、覗いて来る。
感情が溢れてる瞳ってこういうことを言うのかな。
「その、……結構、天下の往来で……なかなか人が見てる気が……」
するのですが……、ユラはそう言ったが、天下の往来のことなんかどうでもいいと割り切ってるシザは濡れるような瞳を更に近づけて来て、額をくっつけて来た。
「今しないと、この気持ちを貴方に伝えられない」
「……」
「いいですよね?」
言葉が優しい声で、少しの強引に変わる。
シザ・ファルネジアは時折こういうこともあるが、基本的には感情の制御の上手い青年だ。
ユラが本気で不安がれば「すみません」とすぐに引き下がってくれる。
それに彼は本来、悪目立ちをしたがる人ではなかった。
今や【アポクリファ・リーグ】のシーズンMVPすら獲り、一躍有名になってしまったけれど、自分たちにとっては人並みの幸せを過ごす価値は何よりも重い。
シザが有名になっても、そのために街中で会わないようにしようとか、会う時に気を付けようとかそういうことをしようとしないのは、自分の為にそうしてくれていることが、ユラには分かっていた。
恋愛関係を周囲に隠して生きて行かなければならないと思うと、
そういう割り切りが苦手な自分が、悪いことをしているような気持ちになってしまうと思っているからだ。
確かにユラは今でも、こんな有名になってしまったシザと街中でデートなど普通にしていいのだろうか……と不安になることはある。
だがシザが一切人の目を気にしたりせず、何より嬉しそうにしてくれるから、大丈夫だと安心出来るのだ。
人並みの幸せを過ごしてみたい。
自分達兄弟はずっと、そう願って生きて来た。
ようやくそれが【グレーター・アルテミス】に来て叶った。
ユラも、シザに心を押し殺すようなことばかりさせたくなかった。
今まで苦しんだ分、彼には誰よりも幸せになって欲しいし、
……幸せな恋をしてほしい。
シザ・ファルネジアはそう出来る才能と魅力を持った人だ。
彼ならきっと誰だって選べたし、
誰にだって選ばれた。
それでもユラを選んでくれた人だから。
自分といるそんな些細なことを、心から喜んでくれるひと。
「…………シザさんが、そうしたいなら」
ユラが赤くなった顔を隠すように俯きながらそう言った途端、シザが本当に唇を重ねて来た。
少しだけキスを落とすとかそういう表現では全くない、肌を重ねる前に、彼がして来るような口づけだった。
一瞬のシザの熱に飲まれかけたユラだが、なんとか気を持ち直す。
「……ん、」
身じろぐと、そのまま覆い被さって来そうな気配だったシザは、唇を放してくれた。
放した唇をそのままユラの額に押し付ける。
「……すみません」
意外にも第一声、シザは謝った。あんなに迷いがなかったのに。
「こんな場所で……、貴方に迷惑を」
ユラは瞬きをする。
それから、微笑ってしまった。
迷惑なんて思ったことがないし、貴方の方が有名な人だから、こんな所でキスしてて大丈夫なのかなって思っただけなのに。
くすくすとユラが笑うので一瞬真面目な、追いつめられた表情をしたシザも、表情を緩めた。
「ユラ、僕を叩いていいですよ」
ユラの手を握り、自分の頬に触れさせる。
「なんですか、それ」
「同僚が言ってました。何でも、本当に分かり合ってる恋人や夫婦は、想い合うばかりじゃなくて本気で殴り合えるのが本物なんだって。
僕は貴方を絶対に殴りませんけど、貴方になら叩かれても嬉しいですよ」
ユラの紫水晶のような瞳が、シザの緑の瞳を見上げる。
シザは一時期ユラのこの、人の深層を覗き込んで来ようとする凝視が苦手だった。
罪悪感に晒されていたのだろうと思う。
……でも今は、元に戻れた。
ずっとこの美しい瞳に覗かれていたいとすら、思うのだ。
ふわ……、とシザの頬から彼の髪へと手をずらして、ユラはシザの髪を優しく撫でる。
「……あなたはとても可愛いから、叩けません」
シザは目を見張って、それから瞳を眇める。
もう一度ユラを抱きしめて、彼の柔らかいプラチナブロンドに顔を埋めた。
「まずい……」
「?」
「貴方を傷つけたくないのに」
シザが溜息を零す。
「あんまり誘惑しないで……」
ユラは染まった顔を隠すように、ショーウインドウの方に顔を向けた。
カタンッ……
またカボチャが落ちて、動き出す。
「……平気ですよ。どうしてもダメになったら僕、そのへんのおじさんにでも変身します」
そうしたらキスする気も失せるでしょ。
絶妙な解決策を聞いてシザが声を立てて笑った。
「うん、そうだね……」
ゆっくりと、動き出した装置の方へと、二人は身体で向き直る。
シザがそっと頭を寄せるとユラも少しだけ、身体を委ねてくれた。
「……もう一回だけ見ようか」
「はい……」
ユラの柔らかい手を握り締めた。
ぽこん、と身体を打たれて、ジャック・オー・ランタンが、ただのカボチャに戻る。
( 貴方の愛に触れて 僕は )
【終】
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