第6話

そう言って陸は私のことを撫で始めた。


「可愛いね。僕に会いたかったって本当かなあ。」


「みゃあ」

本当よ。あなたに会うためにきっと神様が私を戻してくれたのよ。

死ぬ前は本当にあなたのことが心配で仕方なかったんだから…。

陸は私をたくさん撫でた。

私が死んでからそんなに月日も経っていないなら陸は6歳だ。

動物と触れ合う機会がほとんどなかったはずの陸がこんなに優しい撫で方できるなんて、本当に優しい子に育ってくれて…。

そんなことを考えながらうとうとしてしまいスッと眠りに落ちた。






目が覚めると座布団の上で寝かされていたようで、陸とおばあちゃんはご飯を食べていた。私はじっとしながら二人の話を聞く。


「陸ちゃん美味しいかい?」


「うん。すっごく美味しい!僕お味噌汁のお豆腐が一番好きなんだ!」


「あらあら、ふふふ、おばあちゃんも陸ちゃんが喜んでくれて嬉しいわ。お父さんも大変だものねえ…」


おばあちゃんは少し心配そうにしながら明るく話す。


「うん…お母さんが死んじゃってからずっと悲しそうなんだ。僕もすごく悲しいけど…。お父さんのことも心配なんだ」


「そうよね。陸ちゃんは優しいのね。陸ちゃんは何歳になったの?」


「6歳!」



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