第12回 プロとアマの力量差はそんなに違わなかったりする

 コラムニストの小田嶋隆が文筆業について、面白い見解を述べていた。


『文筆の世界は、プロとアマチュアの力量差が小さい。たとえばの話、調子の悪い時のダルビッシュよりオレの方が良いタマ投げるなんてことは金輪際絶対にあり得ない。だけど、調子の良い時のダルビッシュの文章は、調子の悪い時のオレの原稿より出来が良かったりするし。』*1


 良かれ悪しかれ、そういうものである。アマチュアがプロを超えるだけの力量を発揮することはおうおうにしてある。きっと歌や演技の世界でも同じことが言えるのかもしれない。

 転じて言うと、プロであるために、たくさんの本を読んだり、たくさんの文章を書いたりということは必ずしも必要ではないのだ。

 これは小説家志望にとって絶望ではあるが、希望でもある。

 


*1 https://x.com/tako_ashi/status/886261583734751232

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