第05回 適当に書きはじめても小説は形になる

 作家の筒井康隆がとあるラジオでこう語っていた。何も決めず、適当に書きはじめても小説は形になるとのことである。

 ある流行作家の話として、「時間がない時間がないと原稿を埋めるために適当に書きはじめても、最後にはちゃんと形になっている。(どうしてかというと)人間の頭のつくりというのはそうなっているのでしょうね」と筒井は語った。


 プロットやストーリーを決めてから書きはじめるのが、創作の正攻法ではある。だが、何も書かずに「頭」の働くままに書くというのも、ひとつの書き方として覚えておくといいのではないか。

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